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32話 ページ34

実は声をかける前から見てた。

酷いことばかり言われるのに、
めげずに稽古に出る姿に勇気を貰ってた。

あんな女の子が頑張ってるのに、
持ってる自分が引いてたまるかとおもってた。

でも可哀想に思えてきて、
あの日はついに声をかけてしまって。

それなのに全く折れないしめげないから、
なんだか自分が心配したのが馬鹿らしくなって。

風の噂で変な巻物のおかげで
術式を手に入れたと聞いた。

良くない噂ばかり聞くから、
少し心配してたけど、
会えるはずもなくて。

がんばれ、ここまで来い、
やれるだろと思い続けていた。

数年経って見違えるようなあいつの話に、
ほんとにやり遂げやがったと、
少し尊敬さえした。

高専であったあいつは、
そんな話なんかよりずっと凄い奴になってて。


「その重みを分け合えるような人間になりたかった。
昔私に五条さんが好き?って聞いたよね。
好きとかじゃ足りない。
……私はあの人のためならなんでも出来る。」

弾かれたように走り出していた。

呪霊の処分?
そんなのどうでもいい。

東京に。

あいつのところに。

33話→←31話 長野辞めました



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ワイヤー女 - 新さん» ありがとうございます!!とても励みになります!これからも是非ともよろしくお願い致します! (2020年5月25日 16時) (レス) id: cedc192f36 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好きです!!全てが好きです!!更新頑張れぇぇぇぇぇ!!!!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: e596ede8e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よく骨を折る田中 | 作成日時:2020年5月23日 18時

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