本物の怪物【殺戮の天使】 (ページ42)

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episode41 ページ42

＿レイチェルside＿

私とエディは急いでザックに駆け寄る。

キャシー「はぁあぁあ！？」

そうすると上の方からキャシーが降りてきた。ザックの近くまで来ると、私とエディのことを押した。

キャシー「あぁ、おぞましい！模範的なんて間違えだったわ！

レイチェル・ガードナーとエドワード･メイソン、ルシファー・ガードナーは罪人のなりそこない！

アイザック･フォスターは欲望に駆られて自分で自分を殺すほど愚かだなんて！失望したわ！

あぁ、これじゃあ、私の断罪に水を差されたようなものよ！

あなたは、ほんとうに、ほんとうにつまらない人間ね！レイチェル！」

そのとき、銃声が響き渡った。音がした方を見ると、お兄ちゃんが銃を構えていた。

ルシ「お前、さっきからうるせぇんだよ。断罪断罪って……それしか言えねぇのかよ」

キャシー「ルシファー･ガードナー……！」

ルシ「当てられなかっただけありがたく思えよ。お前は利用できるからな。まぁ、それは俺個人の意志であって、レイ達の意志ではないが」

お兄ちゃんがそういう一方で、別の方向から苦しむ声が聞こえた。その声はザックだった。

キャシーはザックのところへ向かい、殺そうとした。だから私は近くにあった拳銃を手に取り、彼女に向けた。

キャシー「あら、撃ってもいいわよ？でも残念！実はその拳銃には最初から弾は入ってないのよぉ！

まぁ、罪人のなりそこないのあなたには撃つことなんて無理だったでしょうけどね！

……ただ、私に拳銃を向ける態度がちょっと気に入ったわ

＿＿＿バーン」

そのとき、私の後ろで銃声と誰かのうめき声が聞こえた。

エディ「ルシファー！！」

後ろを振り向くとお兄ちゃんが私を庇うように立っていた。そんなお兄ちゃんは私の手を取り、ポシェットから拳銃を取り出す。そして、標準を合わせる。

ルシ「いいか、レイ。相手をまず始末するときは……腹からだ」

レイ「うん。お兄ちゃん」

キャシー「……あなた、その拳銃どこから！！」

ルシ・レイ「「＿＿バン」」

＿＿＿＿パァンッ