本物の怪物【殺戮の天使】 (ページ36)

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episode35 ページ36

放送が終わり、俺とエディは周りに何かないかを探す。

エディ「……僕はこっちで行けるけど、ルシファーはあっちに行かないと無理そうだね」

ルシ「そうだな。とりあえず、安全に進もう」

エディ「うん」

俺は隣にある床のところへ飛び、考えながら進んでいく。

しばらく周りを見ていると、エディの声が聞こえた。

エディ「ルシファー！一回戻って！僕が行けるルート言うから！」

ルシ「随分と早くそっちに着いたんだな。でも、どうしてエディはルートがわかるんだ？」

エディ「こっちのモニターにルシファーが映ってるんだ！だから僕の言う通りに動いて！」

ルシ「……わかった」

俺は最初自分がいたところに戻り、エディの指示通りに飛びながらゴールへと辿り着く。

エディ「よかった。ちゃんと辿り着けて」

ルシ「教えてくれたおかげでな」

エディ「とりあえず、このドアの向こうに行こう。レイチェル達がもう着いてるかもだし」

ルシ「あぁ、そうだな。行こう」

俺とエディは目の前にある扉を開き、中に入ると、俺達の間には鉄格子があり、少し進んだところには人一人が出てこれそうな穴があった。

少しそこで待っていると、その穴からザックが出てきた。

ルシ「お帰り。無事にここにこれてよかった」

ザック「……お前らみたいに、危険な場所があったわけじゃねぇからな」

ルシ「……なるほど。まぁ、とりあえず中央の方に進もう。また何かあるかも知れないからな」

ザック「……あぁ」

どうもザックはさっきからイラついている。

下で何かあったのか、レイと何かあったのか…。とりあえず、俺達は進むしかないわけだが。

俺達が中央に着いたとき、上の方でドアが開き、キャシーが出てきた。