本物の怪物【殺戮の天使】 (ページ22)

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episode21 ページ22

俺が椅子に腰掛けたのをエディが見ていたのか、急いで俺のところへと駆け寄ってきた。

エディ「ちょっと、何してんの！？」

ルシ「もし、刑罰が発動することでこの部屋の仕掛けが解かれるなら……こういうのに慣れている俺が受けた方がいいと思ってな」

ザック「あ？その椅子になんかあんのかよ？」

エディ「いくら慣れている君だって無理だよ！だってそれは、処刑用の＿＿電気イスなんだよ！？」

その瞬間、俺の両手両足は拘束された。

レイ「！お兄ちゃん…！」

ルシ「レイ、刑罰が発動してからこの部屋を隅々まで調べるんだ。わかったな？」

レイ「わかった、ちょっと待って。エディ、ザック、手伝って」

そのとき、笑い声とともに俺の後ろにモニターが降りてきた。そこには、体を少しだけ後ろに向かすと、断片的ではあるが、女の姿が映し出されている。

『はぁい！画面越しにて失礼致しますわぁ！

＿＿私が、このフロアの断罪人、キャシーよ。その目に焼き付けてちょうだいね

＿＿さて、罪人どもはいかがお過ごしかしら？

あらいやだ！ルシファーがそこに座ったのね！』

ザック「おい、テメェ！ルシファーのこれを外せ！」

キャシー『なに言ってるの！外すわけないじゃない！罪人に罰を与えない断罪人がいて？

＿＿あぁ、ルシファー！まるで化け物のあなたが、私の罰にどれだけ耐えられるか楽しみで胸がドキドキしているわ！』

その瞬間、俺の体に電流が流れ始めた。