本物の怪物【殺戮の天使】 (ページ14)

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episode13 ページ14

それから数十分、俺の首元にスコップがあてがわれている。

………何故？←

あの後、レイが履歴書を持ってきてザックと一悶着。この後は水の中のスイッチにザックが入って仕掛けをクリア。

部屋でザックと共にウロウロしていたら停電。レイを探して水の中のスイッチがあった部屋へ向かってレイを助け出した。

ここからが問題だ。三人で入った部屋に俺が足を踏み入れた瞬間、エディという子供に背後を取られたのだ。

おれはきみになにかしたか？←

俺はザックみたいに墓は壊していないし、エディという奴の邪魔すらしていない。

レイ｢お兄ちゃんを放して｣

エディ｢レイチェルが僕の言葉にYESと答えたら、ね｣

レイ｢それは……」

ルシ｢レイ、悩む必要ない。お前はお前なりのルールを守れ｣

俺はそう言ってスコップを掴む。

エディ｢動いたら殺すよ」

ルシ｢はっ、お前、押さえ込む相手間違えたんじゃないか？｣

エディ｢は？｣

俺は足を力強く踏み、エディを背負う形で立ち上がった。

レイ｢！お兄ちゃん………！｣

ルシ｢はなれろ！！｣

スコップを顔から抜け、高い高いの状態に持ち上げてから真横へ投げ飛ばした。