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モッチーとムーチョも立ち向かうが、みんなと同様にノされてしまう。
それほどまでに、その力は強かった。
A?「ククッ 所詮中学生というやつかな?
詰まらないなぁ―――もっと楽しませてくれよ」
にやり、不気味に笑うと走り出す。
A?「じゃあな、イヌピー」
青宗「くそっ」
足を引っ掛けバランスを崩せば、
そのまま地面に叩きつけられる。
[ ……て ]
ココ「イヌピー!!」
A?「フッ 心中かい?」
殴りこまれた拳を躱し、視界を奪う。
そのまま顔面に拳がめり込む。
[ …めて ]
振り向く。
A?「…さて、次はだァれ?」
イザナ「…鶴蝶、行くぞ」
鶴蝶「ああ」
足元を崩しにくる鶴蝶、
思い切り足を振り回す。
同時に上空からイザナが蹴り落とすが、
ギリギリで頬を掠める。
2人だからできるコンビネーションだった。
イザナ「まだまだだ…!」
しかし、今一歩足りない。
攻め続けた。
攻撃はされるものの、全力で避けた。
急所を外させ、体力を奪った。
上下左右、全てを駆使する。
平衡感覚を奪われても、視界が鈍くても、
全てを補得るほどの戦闘経験があったのだ。
黒川イザナ――かつて「最強」と謳われた男だった。
A?「はッ…はッ…!
くそっ、手こずらせやがって…!」
イザナ「ぐ、ぁ…ッ」
鶴蝶「う…ッ」
ド「これは…!?」
突然 倒れた2人。
2人のコンビネーションは完璧だった。
ただ一つ、間違いを犯 してしまった。
マ「なるほどな。
………つまり、時間をかけすぎたんだ」
ド「平衡感覚を失った直後はまだ身体が覚えている。
が、時間が経つほどそれも消えてくってことか…」
マ「ああ。……ケンチン、いけるか?」
ド「あ?だれに聞いてんだよ」
マ「ハハッ さすが」
赤い、
飲み込む空気が酷く痛い。
潮の香りがする。風が寂しそうに鳴く。
彼女は、笑ってなどいなかった。
[ やめて ]
A?「これで終幕にしよう―――東卍」
マ「呼吸乱れてるよ、ハンデいる?」
A?「ククッ…小僧、遺言はそれでよいのか?」
マ「遺言じゃねぇ。オレは負けない。」
「だって、アイツが呼んでるから」
・
[ …けて、…… ]
・
[ たすけて、マイキー ]
ねぇ、おねがい、
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!!!(プロフ) - おいどんさん» ありがとうございます!楽しんでいただけてなによりです!そうですね…続編はまだ悩むところですが、過去のお話はありかもです!かける時に少しずつやってみようかと思います!ありがとうございました♪ (2021年9月28日 11時) (レス) id: cbd2d135ba (このIDを非表示/違反報告)
おいどん - なんか最後の方涙で全然見えなかったけど、すごく面白かったです!!続編めちゃめちゃ見たいです!!真一郎と両思い?だった時の世界線もみたいです!!! (2021年9月28日 1時) (レス) @page9 id: e404c70624 (このIDを非表示/違反報告)
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