イケメン4人の好きな人は私…らしいです。 (ページ39)

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39ー貴女sideーページ39

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結局

神宮寺のキスを

受け入れちゃう私って…。

A「も…ダメ…。」

前の時より

少し長めだったから

恥ずかしくなっちゃって。

神宮寺「ごめん…。」

そう謝るけど

嫌ではないというか…。

付き合ってないし

ホントはダメなんだけど

なんか許せちゃう。

最悪だな、私。

A「もう寝るね。」

神宮寺「おう。じゃあ帰るわ。また明日な。」

あれ、

帰っちゃうんだ…？

そりゃそうだよね。

いつものことなのに

なんか今日は

一緒にいて欲しかった。

A「朝、迎えに来てよね。」

神宮寺「言われなくても来てやるよ。」

相変わらずの

上から目線だけど

私もいい加減、

素直じゃないなと思う。

ーーーーーーーー

A「おはよ。」

神宮寺「はよ。」

朝、

玄関を開ければ

神宮寺がいるという安心感。

神宮寺「なに。」

A「なんでもない。」

無言で手を握ってきたりして

神宮寺も不器用な奴だな、

なんて思ったり。

でもそんな手を

しっかり握り返しちゃう私も

どうかと思う。

学校に着いて

教室の前まで来ると

中がなんだか騒がしくて。

A「あれ…？」

「あ、Aちゃん！」

神宮寺「岩橋…？」

なぜか私たちの教室にいる

岩橋先輩。

A「どうしたんですか？」

岩橋「ちょっと来て。」

まりなと顕嵐に

挨拶する前に

岩橋先輩に連れ出されて…。

先輩のお気に入りの場所の

図書室…の前。

A「あの、先輩？」

岩橋「あー、恥ずかしかった！」

A「え？」

岩橋「Aちゃんに会いに行ったらまだ来てなくて、注目浴びて困った(笑)。」

そりゃ先輩は

どこにいても目立っちゃうもん。

それでもなぜか

ニコニコしてる先輩を見て

私も自然と笑ってた。

岩橋「あのさ、急なんだけど…今日の放課後、暇？」

A「放課後ですか？えーっと…はい、暇です！」

岩橋「映画行かない？」

映画…

神宮寺とも

今度行こうって約束してるしな…。

A「ちなみに何の映画ですか？」

岩橋「洋画なんだけどさ。」

お、

被ってはないからいっか←

A「行きます！」

岩橋「良かった！じゃあ放課後！」

なんかすごく楽しみ！