30ー貴女sideー ページ30
.
い、
岩橋先輩が近い…。
どちらかと言えば
可愛い系の顔の先輩だけど
間近で見ると
やっぱり男の人の顔。
離れようと思えば
離れられるけど
なんか…
離れたくない。
岩橋「緊張してる(笑)。」
A「当たり前ですよっ…。」
私、
贅沢だよね…。
岸先輩には手を握られ
顕嵐には抱きしめられ
神宮寺にはキスされて…。
そして岩橋先輩が
こんなに近くにいて。
岩橋先輩は
いつも女の子がそばにいるから
慣れてるのかな…。
岩橋「Aちゃんにしかやんないから。」
A「え…？」
岩橋「Aちゃん以外に触れたいって思わないんだ。」
そんなこと言われたら
私はまた
気持ちの整理ができなくなる。
もし
岩橋先輩を選ばなかったら
先輩はどうしますか…？
それでも
私を想い続けるのですか…？
岩橋「体、力入りすぎ(笑)。」
A「あ、はい…。」
ニコッと
笑いかけてくれた先輩を見たら
一気に気が抜けて
先輩の肩に頭を乗せて
寄りかかった。
岩橋「Aちゃん…？」
A「先輩ごめんなさい…今だけ許して下さい…。」
岩橋「今だけなんて…言わないでよ。」
先輩を見れば
視線がぶつかって。
先輩の綺麗な顔が
近付いてくるけど
先輩から目が逸らせなかった。
そしてそのまま
先輩の唇と私のが重なった…。
岩橋「かわい…。」
きっと
真っ赤になっているであろう
私の顔を見て先輩は言った。
A「先輩…、ドキドキしてますか？」
岩橋「してるよ。」
A「私もです…。」
岩橋「それ、期待しちゃうよ？」
私、
最低なこと言ってる。
岩橋先輩を
傷付けてしまうかもしれないのに…。
岩橋「あんま考え込まないで。返事はいつでも…最悪なくてもいいって思ってる。」
A「そんな…。」
岩橋「とにかく、そんな顔しない。あ、ほら、チャイム鳴ったよ。付き合わせてごめんね。」
岩橋先輩は
どこまで優しいんだろう…。
先輩の優しさが辛い…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 691人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山田苺花(プロフ) - 金糸雀ぷーさんさん» ありがとうございます(*^^*)少しずつの更新ですが、頑張りますね♪ (2015年5月12日 15時) (
レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀ぷーさん(プロフ) - やばいです。キュン死寸前です....///更新、頑張ってください！応援してます！！ (2015年5月11日 23時) (レス) id: 02ff7495f2 (このIDを非表示/違反報告)
山田苺花(プロフ) - たこぷみぐ-じ。!!さん» ありがとうございます！これからもニヤニヤさせちゃいますよ〜w 頑張ります(*^^*) (2015年5月9日 20時) (レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
Riho(プロフ) - 現実逃避？ (2015年5月8日 20時) (レス) id: d3f9569d7b (このIDを非表示/違反報告)
たこぷみぐ-じ。!!(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます！にやにやが止まりません(/ω＼)応援してます！ (2015年5月7日 20時) (レス) id: 430ac000d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山田 苺花
| 作成日時：2015年4月27日 0時
