29ー岩橋sideー ページ29
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Aちゃんと
会う機会が全然なくて。
同じ学校にいても
こんなに会わないもん？
自分から会いに行くのも
なんか恥ずかしいし…。
朝から
女子の相手をして
かなり疲れた。
休み時間、
いつものように
図書室に逃げ込む。
何となく、
ここに来ると
Aちゃんに会える気がして。
日頃は誰も
利用することのない図書室。
俺は本棚の陰で
そばにあった本を
適当に手に取り、読んだ。
すると
ドアが開く音がして。
ずっと会いたかった
Aちゃんの姿が。
岩橋「あ、Aちゃん。」
A「岩橋先輩？」
俺が
変なところに座ってるから
Aちゃんが
不思議そうに見てる(笑)。
岩橋「ねぇ、次の授業サボらない？」
一瞬迷ったみたいだけど
岩橋「ここ、座ってよ。」
って催促すれば
素直に座ってくれる。
A「私、授業サボるの初めてです。」
岩橋「そうなの？俺なんか、しょっちゅうだよ(笑)。」
何気ない会話ができるだけで幸せ。
そのうちチャイムが鳴って。
A「あ。」
岩橋「…ごめん、やっぱ戻りたいよね？」
A「いえ、ここにいます//」
その言葉が嬉しくて。
岩橋「良かった。」
誰もいない
静かな図書室で
Aちゃんと二人きり。
俺にとっては
最高のシチュエーション。
A「先輩は…私のどこが好きなんですか？」
Aちゃんが
いきなり切り出して。
岩橋「笑顔…かな。見かけた時は、いつも笑顔だったから。」
A「そうですか…。」
これじゃ納得いかないよね…。
気付いた時には好きだったし。
ホントは全部好きだって言いたい。
でもそれこそ
納得してもらえなさそう。
Aちゃんの笑顔は
本当に大好き。
だけどそれはいつも
違う奴に向けられてた。
俺の前でも
素でいて欲しいな…。
岩橋「Aちゃん。」
A「はい…？」
Aちゃんの肩に腕を回して
抱き寄せた。
A「先輩…？//」
岩橋「好き。」
キスできそうな距離だけど
それはまださすがにできなかった。
でも顔を近付けても
Aちゃんは
逃げようとはしなかった。
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山田苺花(プロフ) - 金糸雀ぷーさんさん» ありがとうございます(*^^*)少しずつの更新ですが、頑張りますね♪ (2015年5月12日 15時) (
レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀ぷーさん(プロフ) - やばいです。キュン死寸前です....///更新、頑張ってください！応援してます！！ (2015年5月11日 23時) (レス) id: 02ff7495f2 (このIDを非表示/違反報告)
山田苺花(プロフ) - たこぷみぐ-じ。!!さん» ありがとうございます！これからもニヤニヤさせちゃいますよ〜w 頑張ります(*^^*) (2015年5月9日 20時) (レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
Riho(プロフ) - 現実逃避？ (2015年5月8日 20時) (レス) id: d3f9569d7b (このIDを非表示/違反報告)
たこぷみぐ-じ。!!(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます！にやにやが止まりません(/ω＼)応援してます！ (2015年5月7日 20時) (レス) id: 430ac000d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田 苺花
| 作成日時：2015年4月27日 0時
