世界の定義 ページ6
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しても、「原作」という修正力には負けるだろう。
あくまで夢小説は「二次創作」言葉の通り、二の次なので。
修正力が起動して、もし救済した人が生きていても、
いずれにしよ死にゆく人数は変わらないだろう。
死にゆく人が変わらない、つまりは他の人が犠牲になるということだけど。
なのだから、あまり夢主という存在は
いてほしくないというのがある。
いたけれど、明らかに。
「うーん、どうしようか。
原作知ってるやつなら面倒くさい極まりないぞ」
「ま、ほぼ俺らは原作通りに動くつもりだけど
既に俺らは原作より仲はいいしな」
沈黙。
「「接触して確かめるか」」
団結。本当に手前らは赤の他人だったのだろうか。
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「…いねぇーな」
「まぁそりゃなんの情報ないのに這いずり回っても
無理だよな。
剣道に行けるっうことは近いかと思ったんだけど」
「うわぁ、こっち来んな!!!」
路地裏から悲鳴の様なものが聞こえる。
どうしたんだろうと首を傾げてそちらを見ると
仮面野郎がいた。
ふたりは目が点である。
「何こんな喧嘩売られるんだよマジで!!
変人で済むだろ普通」
変人の自覚はあったのかよと二人は思った。
接触したいとは言ったけどこんな変な形ではあいたかねぇなと思い、路地に隠れる。
喧嘩の強さのお手並み拝見もしたい。
という欲も多少は混ざってるが。
「いやだから、こっっち来んなよ!!」
「竹取の光は勝負無敗と聞いたがなるほど
逃げていたのか」
「そりゃ喧嘩も出来ねぇちょっと美人な一般人だからな!!!
あ、ごめん顔に関してはマジで絶世の美女だから顔狙わないでくれる?!」
二人は喧嘩できない系なら
勘違いとかキャラが過保護とかけいかと冷静に判断した。いざとなれば顔は見られずチンピラぐらいは倒せるので。
あと二人は男主ではないのかと少し残念に思った。まだ男主のほうがまともなのは多いので。(ただしメンヘラヤンデレ製造機が多いのは玉に瑕)
「よっ、と」
案外負けるのは早そうと思ったが身なりは軽く
こいつ筋はいいタイプだなぁと千壽は思った。
あと光漏れてんのめっちゃ草。
チンピラ眩しそう。
でもいい加減長くてうざったらしいので
早く終わらせてくれと兄の背中を押す。
「あ"ーさっきからごちゃごちゃ
うるせぇな」
キャラのなりきりは兄は割と完璧だから。
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作者名:ほーみき | 作成日時:2021年10月2日 17時