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夢主は求めておらぬ ページ5

成り代わり双子side。


「今日さ、変なお面野郎来てたね」
「そうだな」
「しかもお面の間から光漏れてたよね」
「そうだな」
「…聞いてる?」
「そうだな」
「……ッチ」
「ア何でしょうか千壽様」
 そんなコントの様に話を進めたのは
顔面国宝と噂が流れてるか明司兄妹。

本来なら武臣という兄もいるのだが、最近
喧嘩詰まりなのかあまり帰ってこない。

自分らには親がいないからなのか、
お金を大事にする武臣は喧嘩で金を巻き上げたりパチや株に手を出すので割と忙しいのだ。

それプラス尊敬する人(総長)にくっつきたい
となると家にあまり帰ってこなくなるのは必然であるともいう。

まぁ、この兄妹にとってそれは好都合なのである。
それは簡潔に言って仕舞えば二人が
転生者であることがバレないからだ。

そう、二人は転生者兼成り代わりである。
もちろん、成り代わりだということを二人は知っている。
二人が原作、東リベを知っていたからこそ自信を成り代わりだと認知できたのだ。
 
しかし、千壽も春千夜も中身は他人であるため
兄妹という自覚は少ないが。
まぁ相棒らへんの形として、そこそこ仲はいいので
原作よりは人見知りであると思う。


この二人、極度の原作厨というわけではないのだ。
しかし、できるならば原作通りにしたいという願望はそこそこある。

何故?と聞かれれば科学的根拠は何も説明できないが。
もし、人間は運命的に死ぬというならばそれを助けて仕舞えば運命が捻くれ、他の人が死んでしまうかもしれない。

タケミチという主人公がやるならばそれは別であるが。理由は簡単、それを中心に世界が回るのが原作だからである。

そんな中、二人の他にも
ぽっと不安要素が現れた

それは夢主の不在かどうかである。
夢主は正直あの仮面野郎で決まりだろうが(正解)

夢主は救済や傍観など系統はさまざまであるが、ある種人気の夢小説という部類で創作された人間、
または自分たちの様な成り代わりをさす。

その殆どが、「救済」目的。次に「カップリングを作ること」が殆どである。

いや、救済はいいのだが。
別に、本の中の様にコロコロうまく行くわけではないので。言っても足はすくんで動けなくなるのが目に見えている。

しても、「原作」という修正力には負けるだろう。
あくまで夢小説は「二次創作」言葉の通り、二の次なので。

世界の定義→←顔面国宝×3



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作者名:ほーみき | 作成日時:2021年10月2日 17時

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