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YN「Aどうしたの？
なんか最近ほんとに元気なくない？」
私の顔を心配そうに覗き込むユナ。
「あ、うん…なんか色々あって」
2日間見ていなかったあの夢の続きを見た。
その内容はあまりにも重くて、目が覚めた後もしばらく私は涙が止まらなくて当分何もすることができなかった。
けれど授業にだって出なきゃいけないし、悲しみに暮れているわけにはいかない私はそんな中で必死に用意をして大学に出てきた。
YN「何があったの？」
「あ、いやなにがっていうか…」
ほんとにここ最近は色々あった。
夢のこともそうだけど、ジョングクのことも。
けれど、ジョングクと会っていることはいくら親友のユナ相手でも言っていなかった。
ジョングクはアイドルなわけで、一般人の私なんかと会ってるなんてもしもどこかからバレてしまったら洒落にならない。
決してユナを信用していないわけではなくて、そういう可能性を自ら生み出すのは避けたかった。
それに運命の相手って言われてるなんて、こんな話信じてもらえるかも分からないし、なによりジョングクペンのユナにそんなことを言える勇気もなかった。
ユナがどれだけジョングクを好きなのかを私はよく知っていたから。
YN「なに？心配だよ、ほんとに」
「…夢を見て、朝起きてみたら泣いてるって前に言ったの覚えてる？」
本当に心配してくれていることが伝わってきたから、夢のことを素直に相談してみることにした。
YN「あ〜、うんうん！あれからも夢見てるの？」
「うん。毎日見るときもあれば間が空くときもあるんだけどね。それで、夢の中で映画みたいに続きを見てるの」
YN「…ん？どういうこと？」
「なんていったらいいのかな。
もう1人の私とその恋人の男の子の人生を夢の中で見てる、みたいなそんな感じ…？」
そう説明して、自分でその説明にしっくりきた。
YN「映画みたいに時系列で続きを見てるの？」
「うん、みんなこんなことあるのかな？」
YN「いや、ないでしょ普通。
そもそも設定が同じ夢を2回見ることもあんまりないと思うんだけど」
「…だよね。やっぱなんか変だよね」
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作者名：ナノカ
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年3月31日 19時
