13.全力で楽しむぞ! ページ13
ym.side
来週って来るの早いよね。
ついに今日、京都に行きます!昨日寝れなかったわ。
勝手な解釈だとわかってるけど先輩とデートできるんだもん。
集合は駅の前。10分くらい待ってたら先輩が来た。
伊野尾(早くない?)
山田『先輩もね。あのさ、呼び方変えてもいい?』
伊野尾(変なあだ名付けたら〇すからね。)
急に怖いわ。
山田『いのちゃんって呼んでいい?』
伊野尾(それ、大ちゃんと同じ呼び方、)
山田『知ってるよw。大ちゃんが先輩のこと話すときに“いのちゃんは〜。”って言ってて、俺もそう呼びたいなって、ダメ?』
伊野尾(いいよ。先輩だと誰に言ってるか分かりにくいしね。)
やった!旅行中に先輩って言うの嫌だからね。
仲良くなりたいもん。
山田『電車来るまであと20分くらいあるけど、どうする?』
伊野尾(コンビニで飲み物買いたい。)
山田『俺も買っとこ。』
ちょうど近くにあったセブンに入った。
二人ともSUI〇Aがあるから切符を買う時間を考えなくていいんだ〜。
まぁ電車が早く来て乗り遅れたら大変だから、5分前には駅に戻ったけど。
山田『電車は乗ったことあるの?』
伊野尾(中学の時に社会見学で地下鉄以外使っちゃダメっていうルールで名古屋を満喫したことあるよ。)
そんなことあるの!?
地下鉄以外ダメって、相当大変だっただろうな。バスもタクシーもダメってことでしょ?
考えられないな。
山田『あ、電車来た。行こ。』
伊野尾(うん!)
めっちゃ楽しんでくれてるじゃん。嬉しい。心の声のトーンがワントーン高いんよ。
それだけでワクワクしてることが伝わってくる。
俺も楽しみだし、良い旅行になるといいな。
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) x他1人 | 作成日時:2023年1月29日 16時