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Aside
「ん！？....うわ...押し間違えてるし....。」
慌てて三階を押そうとしたら、ひとりの男性が
乗ってきた。
「あ、あの....何階ですか？」
？「..........。」
私が聞いても、その男性は何も答えない。
でも変わりに、すごく驚いた顔してる。
なにに驚いているのか分からずに、
「....あの？何階ですか？」
？「......あ、三階...です...。」
丸い眼鏡をしているその男性。
ちらっと見えたのは、首にぶら下げたカード。
名前は見えなかったけど、「経理」の人だと分かった。
(......経理部の人かぁ....。)
エレベーターに私と男性のふたり。
八階から三階までの長さは結構ある。
(帰ったらご飯食べよ...。)
そんなことを考えて気を紛らわせていると
やっと三階についた。
私より後ろに立っていた男性が
横を通り過ぎたとき、私は彼が驚いてた理由が分かった。
あの男性は
「ハニ.....ちゃん....。」
横を通りすぎたとき感じた匂い。
ラベンダーの香り。
あれは、ハニちゃんの匂い。
？「..........A.....。」
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作者名：もる。 | 作成日時：2019年3月31日 13時
