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彼女 3 ページ3









「で、なんでそんな嘘ついたの?」









昼休みいつも通り諸伏と降谷と私の3人でお昼を食べようと誘ったら委員会があるから遅れる、との伝言を残して行ってしまった。2人で食べようか、となったのだがそこで私は問い詰められることになる









「嘘って。なんのこと?私何かした?」








「なんのことって。惚けても無駄だよ。無ー駄ー!」








「どうしたの?」








「はぁ。なんでゼロの彼女とか言ったの?」








良かった、気づかれてなかった。とか思ってだけどバレバレだった。くっ。やっぱり隠せないか。私の好きな人が降谷であることを知っていて、応援するよ!と言ってくれた諸伏ならいいかな、と包み隠さず正直に答えた







「もう!馬鹿じゃ無いの?」








「うっ。それを言っちゃう?自分でわかってる分ダメージが凄いよ」









お昼をむしゃむしゃ食べながら色々きついことを言われた。そんな姿を誰かが見たのか知らないけれど、次の日には降谷の彼女から諸伏の彼女という肩書きになっていた








子供だなぁ。安直すぎてそう思う。いや、高校生なのだから子供なのだけれどこれはあまりに幼稚すぎないか?








「ヒロと付き合ってるのか?」








「えぇ。そんな事ないよ」








「そうそう。昨日だってただご飯食べてただけだよ。今みたいに」








はい、あーん。と言われかぷりと卵焼きを頬張る。んぅ〜。ベリーデリシャス!こんな美味しいものを自分で作ったなんて。諸伏、私より女子力あるんじゃないの?てか絶対あるわ。








「今見たいに、か」








何やら顔色が怪しい。どうしたんだろ。そんな暗い顔して。降谷はどちらかというとよく笑う方じゃないけど、ここまで暗い顔することも中々ない。だからこそ心配になる







「大丈夫?」








「あぁ、大丈夫だ」








「卵焼き食べる?」








「いや、いい」








お昼が終わるまでずっと降谷の機嫌は治らなかった

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作成日時:2022年6月18日 17時

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