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◻︎003 ページ4







「…もしもし、わりぃ、仕事中に」




直ぐに折り返すと、ワンコールで電話にでてくれた陣平くん。




「あ、陣平くん!病院にいて気づけなかったの、ごめんね」




「…病院、体調悪いのか?」




「ちょっとね、今風邪も流行ってるから念の為休ませてもらったの。」




「そうか、暖かくして、できるだけ早く帰れ」




「どうして?」と返せば、返事がなくしばらく黙る陣平くん。


このタイミング、きっと先程のニュースのことで電話をしてきたことは、私でもわかる。





「…陣平くん」



「A、俺たち別れよう。さよならだ。」




「…え?ねえ!どういうこと?」




あまりに急な言葉に頭が着いていかない。1番説明してほしい彼がいる電話の向こうからはツーツーと、無機質な機械音しか聞こえない。




突然すぎて涙も出なくて、フラフラと座り込む。





「続報です。先程止まってしまったとお伝えした杯戸町のショッピングモールの大観覧車ですが、止まる直前に警察官一人が爆弾が仕掛けられている可能性のあるゴンドラに乗り込んでいたことがわかりました。」





急に聞こえてきたニュースキャスターの言葉を聞き、不可解な言動が少し繋がる。







この乗り込んだ警察官がきっと、彼なのだろう。






そして、機械いじりが大好きで、爆弾の解除も得意な陣平くんのことだから、それが出来ないような何か予想外なことが起きた。





それも、彼の命に関わるような。





だから、このタイミングでの別れ話なのではないか。





不安しかなかったはずなのに何故か逆に冷静に思考が働く。





そして、今私がするべきことはただ1つ。






彼のところへ行って、絶対に死なせないこと。





どんな状況なのかなんてわからない。だけど、何もしないままではいられない。




そして、別れ話が本気だとしても私は、陣平くんに生きていて欲しい。






電話をかけながら、タクシーに乗り込む。




「すみません、杯戸町のショッピングモールの近くまでお願いします!」




爆発事件があったからさすがにショッピングモールまでは行けない気がして、その周辺で下ろしてもらうことにする。




電話の方は、全く出てくれず、【応答なし】の文字が溜まる。





電話は諦めて、次はメッセージ。




けれど、どう送ればいいのか上手くまとまらず、ぐちゃぐちゃの気持ちを文字にぶつけてしまう。

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- ふひひひひ…ってにやけてしまうほど作品です!(気持ち悪くてすみません) (2022年5月30日 21時) (レス) @page20 id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - ヨアさん» わー!コメントありがとうございます!嬉しいです(><)‪‪❤︎‬コナンになったことで事件増えるの面白いですね笑コナンになるタイミングで書かせて頂きたいと思います! (2022年5月14日 15時) (レス) id: 0e3a4d985c (このIDを非表示/違反報告)
ヨア - 更新楽しみにしてました!!リクエストなんですが、新一がコナンになったことでより増えた事件に陣平が疲れて限界来そうな所、夢主ちゃんが陣平を甘やかす(癒す)ようなものが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます!! (2022年5月14日 11時) (レス) @page5 id: 3df9c04991 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みょん | 作成日時:2022年5月6日 4時

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