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◻︎014 ページ15






side 松田




萩にここに至るまでを簡潔に話させると、

まず、俺が席を立った直後、簡単な扉で仕切られた隣の机のから、俺の話をするAの声が聞こえたらしい。


そして、そのAがトイレに行って、その後酔ったAの友達が仕切りの扉を開けてきたらしい。


わー!イケメーン!!!と盛り上がったらしく、せっかくだから、と、萩がAと飲んでいるのかを聞けばビンゴ。俺達の話で盛り上がり、一緒に飲むことにしたらしい。





「A本当に大好きなんだね〜、松田さんのこと!」



友達にそう言われ、恥ずかしそうにするA。



Aの友達が言うには、萩たちが聞いた俺の会話と言うのは、酔ったAがさんざん俺のことを惚気けていたらしい。


その話と今の俺達の姿からその発言が出たらしい。



Aが俺のことを惚気けていたというのが嬉しくて思わず口元が緩む。


それを萩が見逃すはずもなく、「そういえば、なんで陣平ちゃんはAちゃんと手繋いで登場しちゃってるわけ!」なんてことを言う。



俺がはぐらかそうとすれば、恥ずかしかったのか、席についてから隣でもう既に一杯開けていたAがまた勢いづいて、俺がAを助けた全てを話した。



恥ずかしすぎるだろ と思いながらもAがあまりにも俺のことをかっこいい大好きと言いながら話すから嫌な気持ちも薄れてきてしまう単純すぎる自分にさすがに嫌気がさした。




「いやー、でもAこんっなイケメンで素敵な彼氏出来てよかったね!!」

「うん、正直毎日幸せだな〜って思ってる〜!」

「わー!いいなー!」

「羨ましい〜」

「そういえばさ…!」




女子特有の次から次へと変わる会話には入ることは出来ないが、隣で楽しそうに笑うAが可愛いから充分だ。



と言うのは、半分本心で、半分建前だ。





隣に座るAが可愛くて、でもその可愛い笑顔が俺に向けてではないことが少し気に食わないと思う気持ちも芽生える。



思わず机の下、手を伸ばしてAの手を触れば、一瞬びくっと肩が上がる。



そんな姿にほんの少し優越感を感じ、口角が上がる。




Aの顔を見れば、酒を飲んで赤くなった顔で俺のことを上目遣いで睨むけれど、可愛いだけ。



本当可愛い顔して誘ってんのか?あー、早く連れて帰りてぇ。



思わずそう思った自分を頭の中で殴り倒し、班長達との会話に集中した。











profile 少し更新しました。良ければご確認ください。

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- ふひひひひ…ってにやけてしまうほど作品です!(気持ち悪くてすみません) (2022年5月30日 21時) (レス) @page20 id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - ヨアさん» わー!コメントありがとうございます!嬉しいです(><)‪‪❤︎‬コナンになったことで事件増えるの面白いですね笑コナンになるタイミングで書かせて頂きたいと思います! (2022年5月14日 15時) (レス) id: 0e3a4d985c (このIDを非表示/違反報告)
ヨア - 更新楽しみにしてました!!リクエストなんですが、新一がコナンになったことでより増えた事件に陣平が疲れて限界来そうな所、夢主ちゃんが陣平を甘やかす(癒す)ようなものが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます!! (2022年5月14日 11時) (レス) @page5 id: 3df9c04991 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みょん | 作成日時:2022年5月6日 4時

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