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二宮隊ガンナー。 ページ40

「こんちはー!」


「いらっしゃいませ…犬飼さん!辻さん!」


ひらひら手を振り入ってくる金髪の長身男性と、その後ろに静かについてくる黒髪の同じく長身男性。


余りに珍しいお二人に、二宮隊じゃないですか…!と心臓が跳ねる。


「やっぱわかるんだね、さすがじゃん」



「っ、いつもお疲れ様です。お会いできて光栄です…!お決まりになりましたらお呼び下さいね」



ほう、と驚く二人に頭を下げ戻ると、やはりカウンターに座る二人。ボーダー隊員にはカウンターに引き寄せられる魔法がかかっているのではなかろうか。



「ね、迅さんお気に入りのAちゃんって君だよね?」



俺たちの名前知ってたし、とにこりと笑う犬飼さんに自然と頬が熱くなる。ボーダーの皆さん、尽く顔が良いな。あと、口が上手い。みんなして。


「っ…お気に入りかは分かりませんけど…Aと申します。」


「えぇー、絶対お気にいりだよ、嬉しそうに話してたんだもん、ねぇ?辻ちゃん?」


へらりと掴めない笑みに頬をかきつつ話を振られた男性の方へ顔を向けると、俯いて瞳は合わなかった。


「…まぁ、そうかもしれないですね」


「辻さんまで…。」



Aちゃん照れてるぅ、と軽やかに笑う犬飼さんに、余りからかうと失礼ですよ。と控えめに見上げる辻さん。

見上げるといっても視線は犬飼さんのままで、早々に私は何かやらかしただろうか?と首を傾げる。


純情そうな辻さんはともかく、犬飼さんってば相当なプレイボーイなのでは?と思いながらオーダーをこなす。



「おいしいー!Aちゃんが淹れたの?」


「はい。お気に召して頂けたみたいで、嬉しいです。」


「うんうん、美味しいよぉ。」


笑顔が絶えない犬飼さんは、お話も絶えない。その隣でもくもくとサンドイッチを頬張る辻さん。


「辻ちゃんも美味しい?」


「はい。」



頷きコーヒーを一口飲む辻ちゃんこと辻さんともやっと、少しばかりお話をすることができた。ごくたまに、1秒程度しか見上げられなかったが。

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設定タグ:ワールドトリガー , 夢小説 , 迅悠一   
作品ジャンル:アニメ
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ぐりーん@Umi(プロフ) - 黒崎ソラさん» ありがとうございます!頑張らせて頂きます〜! (2016年9月14日 7時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎ソラ - 面白かったです!更新頑張ってください! (2016年9月12日 4時) (レス) id: b15a705d85 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - 蜜柑雨さん» わぁぁお褒めの言葉ありがとうございます!!更新頑張らせて頂きます♪ (2016年9月11日 11時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雨(プロフ) - とっても面白買ったです!!ほのぼの感が最高です!更新楽しみにしてます! (2016年9月11日 1時) (レス) id: 94c773db22 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - setunaさん» わわ、勿体無いお言葉を!!嬉しい限りですありがとうございます(*´ω`*) 18歳組可愛いですよね!頑張らせて頂きます♪ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月17日 15時

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