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冬島隊 ページ34

「いらっしゃいませー。」


無事両親の合意も得て、就職問題が片付き肩の荷が下りる。

いつか店長さんと夢の喫茶店が実現できればいいな、とお仕事に励む事数日。


最近ボーダーの皆さまはいらっしゃらないなぁ…と甘えてしまう。きっと忙しいのであろう。


夏休みが終わったら放課後しか入る事が出来ない。それも毎日という訳にはいかないし、もっと会える機会は減ってしまう。分かりきっていた事だがいざそれが近づいてくると、少し感傷的になってしまう。


「おー、ここか、迅が言ってたとこ。」


「へぇ…雰囲気のいい店じゃないか」



「わぁ…冬島隊の皆さま、いらっしゃいませ、お好きなお席へどうぞ」


寂しいな、と思っていた矢先のベルに顔を上げれば、冬島さんと当真さんがいらっしゃる。A級2位のお二人と会えるなんて。としょげていた気分はどこへやらだ。



「おぉ、知ってるんだ、さすがじゃん」


「お会いできて光栄です」



目を丸くし微笑む当真さんと感心する冬島さんはカウンターへ。迅さんはカウンターに座れとでも推奨しているのだろうか。

暫くしてオーダーを伺い、段々と慣れてきた提供へ移った。


「お待たせしました。冬島さん、アメリカンコーヒーとロールケーキです。シュガーポッドとミルクはこちらになります」


「ありがとう」


「当真さん、レギュラーコーヒーセットで本日のセットはミニケーキになります。ミルクとお砂糖はこちらです。 ごゆっくりどうぞ」


「ありがと」



ぺこりと頭を下げカウンターに戻る。


背丈もありパッと見いかつそうな二人だが、談笑しながら食べ勧める姿は微笑ましい。

表情や仕草、お互いに線引きはしているのだろうが、その距離感や声に気の置けない間柄であることを感じる。素敵な関係性なんだろうな、とこちらまで良い気分をお裾分けしてもらった気持ちだ。



「Aちゃん、おいしかったぜ。また来るわ」


「当真さん、ありがとうございました!お待ちしておりますね」


「ありがとう、また時間があったらよろしくな」


「冬島さん、ありがとうございました、こちらこそよろしくお願いします」


暫くお二人と談笑して、会計を済ませお見送り。

久しぶりのボーダー関係者の皆様にほくほくとした気持ちで片づけを始める。


もっとボーダーの皆さんにも一般のお客様にもお店を知ってもらえて、色んな人がゆっくりできる空間が作れますように、と決意を固め深く息を吸った。

ミルクとたばこと甘いもの→←・



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設定タグ:ワールドトリガー , 夢小説 , 迅悠一   
作品ジャンル:アニメ
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ぐりーん@Umi(プロフ) - 黒崎ソラさん» ありがとうございます!頑張らせて頂きます〜! (2016年9月14日 7時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎ソラ - 面白かったです!更新頑張ってください! (2016年9月12日 4時) (レス) id: b15a705d85 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - 蜜柑雨さん» わぁぁお褒めの言葉ありがとうございます!!更新頑張らせて頂きます♪ (2016年9月11日 11時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雨(プロフ) - とっても面白買ったです!!ほのぼの感が最高です!更新楽しみにしてます! (2016年9月11日 1時) (レス) id: 94c773db22 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - setunaさん» わわ、勿体無いお言葉を!!嬉しい限りですありがとうございます(*´ω`*) 18歳組可愛いですよね!頑張らせて頂きます♪ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月17日 15時

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