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ページ17

「ねぇねぇ、皆の名前覚えてるの?」


「公式で提供されているホームページを、拝見させて頂きまして。」


「へぇ…見るんだ?」


「はい、沢山の方が町の為に動いてくださってるんだなぁ、って思います」


お話しよ!とソファに座ってるお二人を奥につめ私を座らせる佐鳥さん。

店長さんは視界が広く、顔を上げた私にぐっと親指を立て了解の合図をくれる。

多方面でラッキーすぎでは、と思いながら緊張の糸が溶けない私に、嵐山さんは緩く笑んだ。


「ははっ、そんなに緊張しなくていいぞ?」


「すみませっ、でも、恐縮です…!」


解ける事はない、と熱くなった頬を押さえる私に、木虎さんが見上げる。


「同じ人間じゃない。…しかも貴方より私は年下でしょ?」


「積み上げてきたものが違い過ぎます。年下に思えないですし、尊敬してますので…!」


すごいなぁ、なんて思いながら腕を組んだ木虎さんを仰ぎ見れば、そう…?と少しご満悦なご様子。
隠しきれてない喜びは可愛らしいなぁ、と思った。長女心がくすぐられる。


「えぇー?結構中学生っぽいとこあるよ?」


「一つしか違わないじゃないですか!」


いじるような佐鳥先輩の笑いに唸る木虎さん。仲の良さが垣間見えてとても微笑ましい。


少し解れたそれに肖ってお話をさせてもらっていれば、ふと時計を見た時枝さんが最後のフレンチトーストを喉に通す。



「…そろそろ時間じゃない?」


「お、ここにいると時間が早いな。…じゃあ、戻ろうか」


間髪入れないお礼に、こちらこそ貴重な時間を。と返していれば、隊長に続く皆さんが目を合わせてくれる。


「…おいしかった、ありがとう」


「…また気が向いたら来るわ。……その、おいしかったわよ、ありがとう」


「Aちゃんまたくるからねー!」


変わらないペースで優しい時枝さんに、少し頬を染め足早なお礼をくれる木虎さん。

んぱっ、とこちらが幸せになりそうな程満面の笑みの佐鳥さんを引きつれ、嵐山さんが振り返る。


「色々気を効かせてくれてありがとうな。今日も美味しかった。ありがとう」


こちらこそ、と微笑み頭を下げる。


「とんでもないです。またのお越しをお待ちしております」


見送る私に、皆さんが手を振ってくれた。

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設定タグ:ワールドトリガー , 夢小説 , 迅悠一   
作品ジャンル:アニメ
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ぐりーん@Umi(プロフ) - 黒崎ソラさん» ありがとうございます!頑張らせて頂きます〜! (2016年9月14日 7時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎ソラ - 面白かったです!更新頑張ってください! (2016年9月12日 4時) (レス) id: b15a705d85 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - 蜜柑雨さん» わぁぁお褒めの言葉ありがとうございます!!更新頑張らせて頂きます♪ (2016年9月11日 11時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雨(プロフ) - とっても面白買ったです!!ほのぼの感が最高です!更新楽しみにしてます! (2016年9月11日 1時) (レス) id: 94c773db22 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - setunaさん» わわ、勿体無いお言葉を!!嬉しい限りですありがとうございます(*´ω`*) 18歳組可愛いですよね!頑張らせて頂きます♪ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月17日 15時

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