Ability I (ページ16)

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１６. ・ページ16

昨日何もせずに寝てしまったので、シャワー浴びて部屋を調べてみると、机の中に教科書だけでなく『暁学園』と書かれたパンフレットがあるのを発見した。時間をあったのでじっくり読んでみると、

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暁学園は異能力者を養成、支援する国立の機関です。
日本の異能力者は皆ここに集まり優秀な異能力者を目指します。卒業後はここを拠点として世界を舞台に活躍していきます。

1年生では、魔物に対する基本的な個人戦術や異能力の基本、武器の扱い方などを学びます。

2年生では、1年生で学んだ事の応用に加えグループでの戦術、戦略を学びます。3年に進級する前にグループを組みます。※グループを組まなかった場合、進級出来ません。

3年生では、授業は基本的に個人で興味のあるものを受かる選択制になっている他、グループ単位での研修を行います。

4年生では、グループでの実践を行います。

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智はここまで読むと

「はぁー、初めて知ったよ…」

と呟いた。

たまたま見つけて読んだから良いものの、グループ組みことは知ってたけど、組まなかったら留年とか初めて聞いたし…と続きを読み進めて行くと

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この学園の敷地は強力な結界が張られており生徒達が魔物に襲われる事はありません。森で囲まれた敷地内には教育棟、管理棟、体育館、寮、卒業した異能力者達の家が建っています。

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結界か…気になるなと考えていると、部屋にある窓から急に白い鳩が飛び込んできた。思わず

「うゎ！なに？」

と声をあげたがその鳩は逃げるわけでもなく脚を差し出した。よく見るとそこには手紙がつけられている。ドキドキしながらそっと手紙を外すとすぐ鳩は窓の外に飛んでいってしまった。

「なんなんだよ…伝書鳩みたいな感じか？」

と言いながら手紙を開いた。

手紙は校長先生からで

今日の授業は1Cという教室で始まる。遅れないように。

とだけ書いてあった。

「…教室の名前を書かれても場所分かんないし…」

と呟くとともに僕はため息をつくと、早めに家を出るため準備を再開した。