一匹狼は一匹狼だって話【実況者】

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翌朝。

自然と目が覚め、少しの嘔吐感を覚えながら軽めのご飯を作っていく。



nk「おはようございます…」


『おはよ、今日は早いね』


nk「先輩のご飯食べたいので」



照れたように笑う後輩と共に、出来上がった物を並べ、2人で向き合い食べ始める。

いつも通り事細かに感想を述べるパンダに自然と笑みが溢れる。



nk「…先輩、緊張してます？」


『あー…そうかも』



いつも以上に箸の進まないうちの料理を見て、また不安そうに眉根を寄せる。

とりあえず箸を置いて、苦笑する。



『だって、ねぇ？
出来ればあんた以外にはバレたくないし

別に言ってもいいけど…
それで気遣われるのも嫌じゃん？』


nk「要は隠し通せるかが不安なんですね？」


『そうね〜
あー…昨日から不安がってばっかりだねぇ』



ラフからは想像できない。

それほど、うちは臆病で弱っちぃ。



nk「じゃあ練習しましょう！」


『ほう？』


nk「僕以外のよく話す人…例えばコネシマさんとかぴくとさんとかに電話してみましょうよ」


『えぇ…何話すんよw』


nk「そうですね…
凸待ちの話なんてどうでしょう」


『やらせやんw』


nk「最初と最後を決めるのはアリじゃないですか？」


『いや、あの、違うやん
凸待ち来させとるやん強制的に』


nk「あの2人なら絶対来るので大丈夫ですよw」


『えぇ…？』


nk「先輩、一旦僕の言う通りにしてみましょう
それで、何かあったら全部僕のせいにしてください」


『うち、前に言ったよね？
そうやって貢ぐような…利用されるようなことしちゃダメだよって』


nk「でも先輩は僕を利用しないと言いました
それに僕がここまでするのは、昔と変わらず先輩だけですから」


『な、んで…』


nk「それ聞きます？」



苦し紛れな声に、思わず目を逸らす。



『………ごめん、野暮なこと聞いた
はぁ…昔から変わらないねぇ』


nk「先輩もですよ」



ほんと、この子はどこまでも“かわいい後輩”なんだから

そう思いながら、くしゃりと頭を撫でた

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