信じない６ ページ6
〜白樺派〜
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私は気付いた。
そうだ、文豪のことが好きだからやった、なんて言ったら一部からは好感を得てしまう。
こうなったら文豪も嫌い設定でいこう。
そうしたら嫌われるはず。
････････つらいけど、仕方ない。
「司書、ちょっといいか？」
肩に置いてきた志賀の手を思いっきり振り払う。
ああああめちゃくちゃ驚いてる！！！ごめんなさい！！！！
『触んないで』
「し、司書さん････？」
ごめんって武者！そんな顔で見ないで！！
『この際だからハッキリ言うけど、私、あんたら文豪のことも嫌いだったんだよね』
「え･･･」
嘘だよ有島さん！本当は大好き！愛してる！！
と思いつつキッと睨む。
『仕事もめんどくさいし、文豪の相手とかマジで鬱陶しかった。ああ、あいつを殴った理由？ストレス解消のためだけど？それが何か？』
「････････」
あ、三人とも黙っちゃった。
はぁ。館長にお願いして香奈江をどうにかしてもらったらどうしよう。
嘘とはいえ、傷付けてることに変わりないし････。
心の中で落ち込んでいると、三人が急に私と距離を詰めた。
ファッ！？！？何！？
「司書、俺の顔が好きだってあんだけ言ってたじゃねぇか。あれも嘘か？」
「僕の顔も好きだって言ってたよね？」
「････僕の顔も、綺麗だと言ってくれた。まさか嘘なんてことはないだろう？」
『ひえっ』
白樺派の顔が良すぎる問題。
やばいよこれ。事件起きちゃうんじゃない？？
こ、こんなにまじまじと見せられたら････！！
『････････････大好きです････････』
両手で顔を覆いながら呟く。
三人は満足したようにすっと離れた。
いや、志賀だけ離れてくれない。何で。
近いんだよ馬鹿。
「司書さんってば、嘘が下手だなぁ」
「でもこれからは嘘でも嫌いだなんて言わないでほしい。････悲しくなる」
『あああごめん有島さん！！！もう二度と言わないから！！！！』
あ、やべ。約束しちゃった。
「よし、これで証明できたな。司書はあの女を殴ってない」
『いや、それに関しては本当、』
「司書？これ以上嘘ついたら･･････」
分かってるよな？
と間近で黒く笑った。
『････やってません』
「おー、よく言えたな。えらいえらい」
お前が言わせたんだろと言いたくなったけど、顔が良いから止めた。
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恣希晴(プロフ) - 無頼派は演技派だった………？あ！とてもおもしろかったです！更新頑張ってください！ (2020年8月11日 16時) (
レス) id: 07c5bd7554 (このIDを非表示/違反報告)
桜花 - んあぁぁぁぁってさけびそうになってしまった、今日この頃。 (2020年5月25日 22時) (レス) id: 9a06ec1f91 (このIDを非表示/違反報告)
白月刹那 - スッゴいおもろかったです！！泉さん出てこないかな(小声) (2020年5月25日 19時) (レス) id: 180d84e0c8 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ - 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2020年5月18日 20時) (レス) id: 8db0015855 (このIDを非表示/違反報告)
寿司(プロフ) - 頑張ってください！更新ドンドン頑張ってください！ (2020年5月18日 15時) (レス) id: e1b4f2426f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2020年5月2日 22時
