三章 ページ43
-You side-
我々国の人達は勇敢だ
白尾国の人達は博識だ
白兎国の人達は愉快だ
それぞれの国に良い所がある
客室に入った時から雰囲気と魔力が混じって、いい匂いだった。
その人特有の匂いがあるのだ。
それは香水の類ではなく、本人からにじみ出るもの。
この部屋はいい匂いが充満している。
信頼と安心と愉楽の香りで一杯だ。
こんな空間にずっといたいな……。
……
「…きて、…きて！、…起きて!!!」
ハッ！
目を開けるとそこには心配そうなナカムさんの顔。
確か、紅茶を持ってきたら意識がちぎれたのだった
周りを見ると我々国、白尾国、白兎国のみんながこっちを見ている。
前を見ると、ナカムさんのパーカーに茶色いシミが。
……なんて失礼な事を！
『も、もも申し訳ございません！』
正直、起きたばかりで意識はまだ朦朧としている。
『とんだ失礼を致しました！
今すぐお着替えをお持ちいたしますので！』
nk「あ、ちょっ…！」
gr「A、待て……！」
そそくさと部屋を出る。
一瞬、総統閣下の心配そうな瞳が見えた。
最近、この様な事が多いのだ。
ふとした瞬間に ふっ と切れる。
なぜだろうか…。
……とにかく、ナカムさんのお着替えをお持ちしないと。
その一心で廊下を走る。
ここからは少し遠い。
五分走ってようやく着いた。
倉庫にあるタンスに向かう
ここは狭くて埃っぽくて嫌いだ
…ん？
人の匂いがする。
『あの、だれｋッ……！』
首の後ろに手刀が振り下ろされる
その一撃は的確で、抵抗する隙もなかった。
『ごめん……。グルッペン………！』
謝罪を口にして、私はその場に倒れこんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 701人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えもんが - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年3月19日 15時) (
レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 16時) (レス) @page47 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️続きが凄く気になります!!更新待ってます!! (2022年1月18日 20時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
めぃうゆ - コメ失礼します！とても好きです！今まであまり見てこなかった内容なので、とても楽しく読めました！無理せず更新頑張ってください！！応援してます！ (2021年11月27日 20時) (レス) id: 76ee8eba35 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - いや、ほんま、、、、。もう、ほんま、、、、、、。最高屋あああああああああああああああああああああああああああああ (2021年11月13日 22時) (レス) @page43 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海月 | 作成日時：2021年9月21日 19時
