【d!】転生したら、最強の使い魔でした。【軍パロ】

一章 ページ5

-em side-

皆さんに食堂に集まって貰いました。
そこでここまでに至る経緯をお話しました。

倒れた時の朝は気分が優れなかったこと、
謎の責任感が押し寄せて来たこと、
吐き気や頭痛が酷かったこと、
大した事ではないと思っていたため、夢見が悪いと嘘を言った事、
立ち上がった瞬間吐き気とともに気を失った事。
先程目覚め、図書館に行くと頭痛と共に大量の情報が流れてきたこと。

私がこの摩訶不思議な経験を話したところ、
最初は嘘だ、とおちゃらけていた人もいましたが、
私や皆さんのただならぬ雰囲気に気圧されて
いつの間にか真剣に話を聞いていました。


os「で、その我々に有益な情報とやらはなんなん？」

「はい、この世界は魔法と科学の相反する技術で成り立っています。

　その二つの力を使い、魔獣を従える事が出来るようです。
　普段、魔獣は森などにすみ、人に危害を与える存在でしかなく、
　手懐けることは全く出来ません。

　ですが、従える事が出来る魔獣を召喚する術もあるようです。

　この世界に魔獣が誕生したのは太古の昔だそうですが、
　近代科学の力をもってしても、魔獣の事はあまりよくわかっていません。

　そこで、未知なる魔獣を手懐ける事が出来れば、戦争や化学など
　役に立つのではないかと思います。

　私の脳に流れてきたのは召喚できる魔獣の事と、
　召喚する方法です。」

gr「フン…。信じがたいが今の話が嘘とは思えんな。」

zm「エミさんがそこまで言うんだったらやってみよか！」

os「面白そうめう〜！」


こうやって、私の根も葉もない御話を
真摯に聞いて考えてくれる人達に囲まれて本当に幸せ者だな。私は。

私が言い出した事だ。私が第一人者となり、先導を切ろう。

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