一章 ページ4
-em side-
sha「おーん…、倒れた時かぁ…、
三か月前やし、あんとき頭真っ白やったから詳しくはわかれへんけど、
エーミール、なんか食堂の席立った瞬間ふらついて倒れて頭から落ちてんで。」
あ、そうか。自分は食堂にいた時に吐き気がして…、
でも、今は当日の朝に悩まされていた気持ち悪い感覚はない。
どうしたのだ…？
あの時を見計らっていた記憶は、
もう私に見えるようになったのか？
…………、さっきから妙に図書館に行かないといけない気がする。
あの気持ち悪い感覚だ。なぜ再発したんだ？
役目を終えた吐き気が残していったものなのだろうか。
とにかく、一刻も早く図書館に行きたい。
これは私の野望である「挽回」というものにもつながっている気がする。
そこまで勘が鋭いわけじゃない私でも、
はっきりと、鮮明にそう思えた。
「あの、図書館に行ってもいいでしょうか。
体に支障をきたさないように、ゆっくり行くので。」
gr「……しょうがない。
本人が安心できる場所なのだろう。
特別に病気というわけでもないとぺ神が言っていたしな。
食事をとったあとなら、行ってもいいゾ。
「…! ありがとうございます。」
私はひとらんらんさんの作ってくれたお粥を味わいながら、
出来るだけ早く食べた。
そして、いつもの服に着替えて医務室を出る。
皆さんは色々と忙しい様だ。
戦争はしていないと言っていたが、恐らくもうすぐ始まるのだろう。
お陰であまり人に逢わずに図書館についた。
皆さんはきっと今も部屋に籠って書類をしているのだろうな。
なんとなく、こんなペースでしか歩けない自分に嫌気がさしてくる。
でも、この先にあるものは書類よりも大切な気がする。
なんとなく、魔法関連の棚に行ってみた。
すると、引き寄せられた様に一つの古い本が目にはいった。
「イッ…!!アガッ………ッ、!!!」
頭痛がした。思わずうずくまる。
それと同時に天井の方から「ガゴッ」と音がする。
zm「え、エミさん!!大丈夫か！？」
それも聞こえないほどに頭が痛い。
裂けてしまいそうだ。
…？いつの間にか頭痛も収まった。
それと同時に大量の記憶が流れ込んできた。
魔法の事、神様が出てくる昔話、使い魔というものの存在。
知らないはずの知識が、ドンドン流れ込んでくる。
不思議な感覚に見舞われながらも、この情報は我々にとって有益であることは確かだった。
私は立ち上がる。
「ゾムさん、皆さんを集めてください。」
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えもんが - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年3月19日 15時) (
レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 16時) (レス) @page47 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️続きが凄く気になります!!更新待ってます!! (2022年1月18日 20時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
めぃうゆ - コメ失礼します！とても好きです！今まであまり見てこなかった内容なので、とても楽しく読めました！無理せず更新頑張ってください！！応援してます！ (2021年11月27日 20時) (レス) id: 76ee8eba35 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - いや、ほんま、、、、。もう、ほんま、、、、、、。最高屋あああああああああああああああああああああああああああああ (2021年11月13日 22時) (レス) @page43 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2021年9月21日 19時
