一章 ページ3
-em side-
起きた。
辺りには特に人の気配は無い。
どの位眠っていたのだろう…。
〔ガラガラガラ〕
と、扉の音がした。
この足音は………。鬱先生ですね。
ut「え!?え、、エーミールが起きたーーーっ!!!」
と、いきなりインカムに向けて大声を発する鬱先生。
そんなに驚かれるのか。
なら、自分は一体どの位眠っていたのだろうか。
「大先生、私はどの位眠っていたのですか？」
ut「どの位も何も…、三か月やで。」
「さ、三かg、!?ッ…ごほっ!、………ッ!?ゴホッゴホッ…ッ！」
ut「も、もう！無理するからやっ!!!そら三か月も声出してなかったらそうなるわ！」
「sす、すみま、っせんんっっ……ッ!」
喉が焼けるように痛い。
気管を焼かれているようだ。
身体も、心なしか細くなったように見えた。
しばらくすると喉の痛みも収まり、話せるようにはなった。
「あの、大先生。」
ut「エーミール、喉大丈夫なん？」
「はい、少し良くなりました。」
ut「良かったやん。どしたん？何か気になることあるん？」
「私って、どんな感じで倒れました？」
ut「僕は、そん時お茶汲みにいっとってなぁ…、ホンマ情けないわ。
詳しいことは隣に居た、シャオロンに聞いてほしい。
インカムで呼んだけど、皆中々こおへんなぁ…、」
「お仕事が忙しいんでしょうか。」
ut「ね〜〜。でも、戦争はしてへんで。」
「きっと皆さんの事ですから、プレゼントとかでも用意してそうですけどね。」
あの方たちは、誰よりも仲間を想い、助け、救おうとすることを知っている。
この前、コネシマさんのお転婆が過ぎて脚を折った時も、
サプライズで一人一人がプレゼントを用意した。
あの時はいたずらするみたいで楽しかった。久しぶりに童心にかえった。
落ち込んだら驚かす。
楽しいのなら悪乗りをし、
疲れているなら背中を押す。
そんな人だ。我らが総統様は。
だからこそ、迷惑を掛けてしまった事が酷く情けない。
何かで挽回しなければ。
私が何度言っても、きっとあの方や皆はいい、というだろう。
だけれど、挽回をしないと私の気が済まない。
あんなことやこんなこと、沢山の迷惑をかけている。
私たちは戦争が終わることを、
世界の平和を願っている。
だが、反対勢力は増す一方だ。
同盟国も何国かあるが、
どこでも、状況は厳しいものになっている。
なにか、切り札となるものを私の強みで、
記憶力で見つけ出すんだ。
絶対に、絶対に。
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えもんが - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年3月19日 15時) (
レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 16時) (レス) @page47 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️続きが凄く気になります!!更新待ってます!! (2022年1月18日 20時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
めぃうゆ - コメ失礼します！とても好きです！今まであまり見てこなかった内容なので、とても楽しく読めました！無理せず更新頑張ってください！！応援してます！ (2021年11月27日 20時) (レス) id: 76ee8eba35 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - いや、ほんま、、、、。もう、ほんま、、、、、、。最高屋あああああああああああああああああああああああああああああ (2021年11月13日 22時) (レス) @page43 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2021年9月21日 19時
