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二章 ページ17

-You side-
しばらく、自分のステータスを他人事のように眺めていた。
「多いな〜。あ、これってこんな能力なんだ!」…みたいな感じで。

それにも飽きてきたころ、
総統室に掛けてある、無彩色の時計が7時を鐘で告げた。

すると、グルッペンは勢いよく椅子から立ち上がる。
…そういえば、あれから二時間たったんだなぁ…。

総統はいつも5時に起きているんだ。大変だな。

グルッペンはトントンさんには目もくれず、
もう一つのソファーに座っている私を抱き上げ、部屋を出る。


『がうう!?がううううがう!!』(え!?ちょ、どこ行くの?降ろしてよ〜!!!)

gr「…………。」


真剣な表情で歩き続けるグルッペン。
こ、これからどこに行くんだろう…。訓練?殴り合い?戦争?
もしかして、それよりもっと酷い事!?


なんて考えている私を置いて、
その間もズンズン大股で歩く総統。
辿り着いた先は…!!!





.





.





…。食堂かい!!

お腹を空かせていただけだったんかい!


…。そういえば。コイツ甘党だったな。
もしかして料理長さんが出してくれるお菓子を楽しみに…。とか?

ありそう。
今は7時2分。
すると、扉が開きトルコ帽を被った人が食堂に来た。
彼女は、私を見た瞬間、一瞬殺気を出したが直ぐに収まり、笑いかけてきた。

可愛らしい人だなぁ…。
足もすらっとしてるし、歩き方も姿勢も綺麗。
モデル出来るじゃん。可愛い!
私もメイドになるとき、まあ人間に擬態するときはあのくらい可愛くなりたい!

グルッペンは料理長に貰ったクッキーを手に持ち、
ルンルンで長方形の机の誕生日席につく。

机の上の私は、グルッペンと目を合わせ
(彼女、誰?めっちゃ可愛いね。)と言ってみた。


すると、グルッペンは急に顔をしかめ、

gr「もうこの軍にホ モは3人もいらないゾ…。」といった。

私はすかさず、(え!?あの人、男なの!?)
きくと、(うん。)と返ってきた。

あんな可愛い顔して…。個性つっよ。

その後もぞろぞろと入って来て
緑パーカーやらヘルメットやら、個性に圧倒されたのは言うまでもない。

でも、今の私は自我は無い設定だから
皆さんを見ていることしか出来ない。

なんか、退屈だなぁ…。
まあ、メイドになったらいっぱい話せるし今は我慢だ!

恐らく、朝食が終わったら訓練とかが始まるのだろう。
そこで、グルッペンやぺ神さん、兄さんに魔法を教えて貰おう!

早く魔法を覚えて、早く話をしてみたいな!!!

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えもんが - 初コメ失礼します!応援してます!投稿も頑張ってください! (2023年3月19日 15時) (レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します!応援してます!投稿も頑張ってください! (2023年2月25日 16時) (レス) @page47 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します🙇‍♀️続きが凄く気になります!!更新待ってます!! (2022年1月18日 20時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
めぃうゆ - コメ失礼します!とても好きです!今まであまり見てこなかった内容なので、とても楽しく読めました!無理せず更新頑張ってください!!応援してます! (2021年11月27日 20時) (レス) id: 76ee8eba35 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - いや、ほんま、、、、。もう、ほんま、、、、、、。最高屋あああああああああああああああああああああああああああああ (2021年11月13日 22時) (レス) @page43 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 | 作成日時:2021年9月21日 19時

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