二章 ページ13
-You side-
『私をメイドとして傍に置くのはどうです？』
「ほう…。」
『今は意思がハッキリしないとして、
皆と過ごしていくうちに、意思が芽生え話せるようになった、ということで。
さっき、自分の加護やら能力やらを見たんですが、
もう色々とあったので、きっと擬態なんか朝飯前だとおもいます。
見た所、貴方は総統閣下ですよね。
じゃあ、魔法を覚えて意思が芽生えるまでは総統室とか幹部の出入りが
多いところに私を置いてくださいよ。
その方がその後が自然だし、幹部一人一人に私に対する興味や愛着もわくでしょう。』
「なっはっは！
面白いんだゾ!!!
気に入った。その意見を採用しよう。
では基礎的な知識や技術を会得するまでは総統室にいるといい。
ところで、君が我々に危害を与えないというのはどうやって示すつもりだい？」
…こいつ、そうきたか。
確かにコイツは恐らく私のステータスが見える。
だから魔法が使えないことなんて一目で分かっただろう。
だが、他の男たちはそれがわからない。どう証明するのかを試しているんだ。
面白い事をする総統だなあ！
『…この部屋には14人の匂いがする。
だがここには12人の匂いしかしない。
さぞかし有能な人で、何か重大な任務をやっているからこの場にいない事が
許されているんだろうなあ〜〜。
その二人に口裏を合わせて貰って、
私が安全だと、あの二人が言ったということにしてほしいなぁ〜〜〜！』
我ながら、匂いを嗅ぎ分けられたことを
誇らしく思い、ちょっとばかり煽ったような口調になってしまった。
大丈夫かなぁ…？
「フフフン…wあははは!!
いや〜。参った。負けだ、負け。
良いだろう。その二人に協力をあおいでみよう。」
ふう〜〜〜。
よかった。この人は瞬時に、
メリット、デメリット、リスク、意見、被害、コストなどを比べ、考えているんだ。
改めてよくできた総統サマだなあ。
「よし、二人に確認が取れたんだゾ！
今はハッキリとした意思はないということだな！
だがその二人には確認済みだという設定にしておく。
この話し合いが終わったら
その二人に会いに行くからな。」
『ああ。そうしよう。』
すると、総統は口角を上げ
皆にこの事を話した。
兄さんと、ぺ神…？
ここにいない二人の事か？
お菓子を土産に、かぁ…ww
甘党なんだ。機嫌を損ねた時には持って行くとするかw
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えもんが - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年3月19日 15時) (
レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 16時) (レス) @page47 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️続きが凄く気になります!!更新待ってます!! (2022年1月18日 20時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
めぃうゆ - コメ失礼します！とても好きです！今まであまり見てこなかった内容なので、とても楽しく読めました！無理せず更新頑張ってください！！応援してます！ (2021年11月27日 20時) (レス) id: 76ee8eba35 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - いや、ほんま、、、、。もう、ほんま、、、、、、。最高屋あああああああああああああああああああああああああああああ (2021年11月13日 22時) (レス) @page43 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2021年9月21日 19時
