ユウガオ【濱田】

Vain Love３８ ページ41

崇裕｢うんまぁ！！！｣








『良かった……。
人に振る舞うの久しぶりで、
少し心配だったので。』









そう言いながら、安堵して顔を緩めた。









崇裕さんの口に合ってよかった。









初めて望に作ったとき、
上手く作れなくて、望に色々言われたな……。
あのとき、本当に悲しくて、
それからずっと頑張ってたっけ。









崇裕｢A、本当に可愛い。｣









『えっ……？』









崇裕｢好きです。｣









頭が真っ白になってる間に、
崇裕さんの顔が間近にあった。









崇裕｢……っ、すんません！！
なんか、もう、ただ好きやなって思ってしまって。｣









『あっ……いや、はい、、、』









言葉が出てこなかった。









今起こってることを、
ちゃんと理解することすら出来なかった。









ただひとつ。









『崇裕さん……』









あぁ、もうこの気持ちから逃れられない。









そうとだけ分かってしまった。









『好きです。』









私は自ら、崇裕さんを求めた。

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