ユウガオ【濱田】

Vain Love５ ページ5

以外に繁盛するんです。









私のバイト先。









といっても狭いから端から見たら少ないかも……









今は、お客様が１０人近くいる。







？「あの…すいません…」








『はい。どうされましたか？


あ……』









目の前には、図書館で本を取ってくれた男の人が立ってた。









？「あ、さっき図書館で……


ここで働いてらしたんですね。」









『はい。さっきは、どうも。


それで、どうされました？』









？「あ、母親が誕生日なので。

そのプレゼントを買いに……


どんな花がええですかね…」









『そうですか。

あ、それでしたら、このバラはどうですか？』








そう言って私が見せたのはダークピンクのバラ









？「キレイですね。でも、どうしてこれを？」









『実は、このバラの花言葉が“感謝”って意味なんですよ。』








？「そうなんですね。


じゃあ、これで。」








『じゃあ、ラッピングしてきますね。』









まさか、またあの人に会うなんて。









なんか、漫画の展開みたい……笑









『ラッピング終わりました。


じゃあ、お会計。１６００円になります。』









？「１６００円ですか。意外に安い笑」









笑ったときにくしゃっとなる顔が可愛いなんて思ったり









……ってお客様だし！









『ちょっとおまけです笑。

せっかくおめでたい日なんですから。』









？「ありがとうございます笑。


あ、これも？」









『はい。白いマーガレットです。

図書館のお礼です。あと、
花言葉は、誠実。お客様に合ってると思って。笑』









？「ありがとうございます。また来ますね。」









『はい。またのご来店お待ちしております。』









また、会えるんだ。









なんて考えてる私は変かな……

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