検索窓
今日:9 hit、昨日:105 hit、合計:86,611 hit

ページ45

薮side



「伊野尾!俺彼女出来た!!」



そう伊野尾に告げたのは秋晴れで空が綺麗な日だった。




「は…?」



「だから、彼女出来たんだって!」



「誰」


「3組の田中さん!」



「あー、あのかわいい子ね…良かったじゃん、おめでと」



「ありがとう!でさぁ…」





この時の俺は人生で初めてできた彼女に浮かれすぎていた。
伊野尾がどんな顔をしているのかなんて全く知らなかったから。


これが伊野尾を傷つける要因になってしまった
なんて気づくのはまだまだ先。






「伊野尾、帰ろ〜ぜ」



「は…?お前彼女はいいのかよ」



「え?いやお前と登下校するのが決まりじゃん。」




俺がそう言えばなぜか顔をしかめた伊野尾。




「……ほんと、お前のそーゆーとこが嫌い。」



「ん、なに??」



「別に。じゃあね大ちゃん」



「あっ、ちょっと待てよ!」




この行動だって伊野尾を苦しめてるなんて思いもしなかった





「あ、宏太!」



「おー、真由。」


「今帰り?」


「うん。あ、これが幼馴染の伊野尾。」



「あ、初めまして宏太の彼女の田中 真由です。天才美少年ピアニストの伊野尾くんが幼馴染なんて宏太羨ましい〜」



「ははっ、だろ?」



「……んじゃ、俺練習あるし帰るわ。どーぞふたりでごゆっくり」



「あ、ちょっと待てよ!!帰るとこほぼ一緒なんだから一緒に帰ろうぜ」




「勝手にすれば」




「じゃ、また明日な!」



「うん!」





今からこの時に戻れるなら、自分を殴ってやりたい。

*→←終わり良ければすべて良し、つってな(ybin)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (182 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
395人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いのてん(プロフ) - 更新とても嬉しいです!!甘々なのお話大好きなのでもっと読みたいくらいです笑ゆっくりでいいですし、いつまでも待ってるのでまた更新お待ちしておりますね(^ ^) (2019年8月16日 7時) (レス) id: 0789ee6158 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年1月23日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。