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＊ ページ43
八乙女side
｢…やぶは、俺の事嫌いだった？｣
｢いのちゃん、そんな事ない。｣
｢やっぱり、女の子が良かった？｣
｢薮はいのちゃんの事ちゃんと愛してたよ｣
｢どうして、どうして………いなくなっちゃったの？｣
このやり取りも、もう4年目。
バカな幼なじみのせいで、こんなこと繰り返して
バカ薮
お前のせいで俺も、いのちゃんも傷付いて苦しんでだよ。
さっさと出てこいよ
いったいどこほっつき歩いてんだよ
ほんと、お前も、俺も、みんなバカだよな
大事な人ばっかり傷つけてさ
｢いつ、戻ってくる？いつ、帰ってきてくれるの？｣
｢いのちゃん……｣
｢どこ？どこにいるの？…ねぇ、やぶ｣
｢いのちゃん落ちちゃうよ｣
｢やぶ、会いたい……あいたいよ…｣
ベランダの柵から身を乗り出して夜空に手を伸ばす君は、いつもより綺麗で、儚くて、綺麗で、幼くて
｢早く、帰ってきて……｣
冬の澄んだ空気によく似ている。
end
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いのてん(プロフ) - 更新とても嬉しいです！！甘々なのお話大好きなのでもっと読みたいくらいです笑ゆっくりでいいですし、いつまでも待ってるのでまた更新お待ちしておりますね(^ ^) (2019年8月16日 7時) (
レス) id: 0789ee6158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳
| 作成日時：2019年1月23日 10時
