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薮side
そう思ったらもう、抱きしめる以外の選択肢は無くて、伊野尾を腕の中に包み込んだ。
「頑張った……頑張ったな、伊野尾」
「言ってくれてありがとね。偉かったよ」
「俺たちは伊野尾くんが泣いたって、言いたいこと言えるまで待っててあげるから。なんでも言って?」
「俺らいつでもいのちゃんの味方だから!」
俺の腕の上に重なる3人の腕。全員が伊野尾を抱きしめて、少しでも伊野尾が安心出来るようにって。
「ひっく、ふぇ…うわぁああん、」
真ん中にいる伊野尾は子どもみたいにわぁんと泣いて、泣き続けて疲れ果てて寝てしまった。
「ふは、赤ちゃんみたい…」
「この可愛さ最早罪だね」
「でも、ちょっとでも今まで伊野尾くんが溜めてたもの吐き出せたみたいで良かったね。」
「だね〜。こんなん言われたらもっと守ってあげたくなっちゃうね」
「ま、いくらでも守ってやるよ。」
「薮ちゃん、キザだね…」
「ほら、帰るよ。伊野尾おぶるから誰か乗せて。」
伊野尾の思いが溢れたぶん、俺たちはそれをすくい取ってやらなきゃいけないと思いながら軽い伊野尾の重みを感じながらカラオケを後にした。
そして俺から伊野尾への想いが零れるまであと少し。
end
_________
ほとんどやぶいのやんけ!
ってツッコミが聞こえてきそうなのでセルフ突っ込みさせていただきます。
おしゃべりが苦手な伊野尾くん萌えでしかないですよね(*´﹀`*)
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琳
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いのてん(プロフ) - 更新とても嬉しいです!!甘々なのお話大好きなのでもっと読みたいくらいです笑ゆっくりでいいですし、いつまでも待ってるのでまた更新お待ちしておりますね(^ ^) (2019年8月16日 7時) (レス) id: 0789ee6158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳 | 作成日時:2019年1月23日 10時