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『え、オッパ?』
目の前の背中に触れようとすると、触れることなく背中は床へ倒れ込んだ。
倒れたらオッパの腹部からは赤い液がドロドロと溢れ出てくる。
『オッパ…?ジョングギオッパ!』
倒れ込むオッパの腹部を強く抑える。
TH「ジョングギ!」
HS「グギ!しっかりしろっ!」
私達の元へ走り寄って来たオッパ達も、青ざめた顔でジョングギオッパに話しかける。
顔を上げ、犯人が近くにいないか探す。
たまたまステージライトが舞台脇をさした時、
スタッフのTシャツを着た男性の手元がキラリと光った。
『その人を捕まえて!!』
真っ赤になっている自分の手でナイフを持つ男性を指差し、周りにいる沢山のスタッフに声をかける。
すぐさま数人のスタッフが走って男性を追いかけた。
ほかの出演者達に唖然に見つめられている中、
私達は倒れたらジョングギオッパにひたすら声をかける。
赤く染まったジョングギオッパの腹部。
騒がしい周りの声。
ジョングギオッパの頭を自分の膝に載せる。
『オッパ!しっかりしてっ、』
白くなっていく頬を撫でる。
JK「A、」
『なに?』
優しく笑ったジョングギオッパ。
JK「ちゃ、んと…、守れ…た、、でしょ?」
『うん。ありがとう』
止まらない涙が雫となりジョングギオッパの頬に落ちる。
JK「大…丈夫だから、泣かない…でよぉ」
自分の腹部を抑えていたジョングギオッパの手が私の頬に当てられる。
私の頬がジョングギオッパの血で赤くなる。
『オッパぁ!』
目を瞑ろうとするオッパの頬に何度も涙が落ちた。
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私達の出演はもちろん中止となり、ジョングギオッパは緊急で病院へ。
逃げていた犯人は捕まり警察へと連れていかれた。
犯人が言うには「JYP関係者に支持された」と。
だがJYPは否定をした。
が、
うちのPDが以前、パク・スホとJYP社長との会話の録音を証拠として警察に差し出すとJYP社長が捕まった。
そして私達は、
三ヶ月間眠ったままのジョングギオッパの側を離れずにいた。
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黄金マンネペン - むっちゃ号泣しました((泣 ホンマに面白かったです!これからも頑張ってください。 (2019年6月27日 20時) (レス) id: d815984773 (このIDを非表示/違反報告)
かま(プロフ) - 最後悲しすぎて号泣!最高におもしろかったです!メンバーけいの作品、また作ってください!! (2018年4月24日 19時) (レス) id: 32726e8c14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - ゆうなさん» わぁー、同じ名前!喜。ありがとうございます!次の作品も気に入って頂けるよう頑張ります! (2018年2月27日 21時) (レス) id: 85360fbb35 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - 小説完結おめでとうございます!!このお話大好きです!ゆうなさん!これからも頑張ってください!次のお話も期待してます☆" (2018年2月27日 17時) (レス) id: de7933d107 (このIDを非表示/違反報告)
あかり、 - いいところで終わったー (2018年2月21日 21時) (レス) id: d6bb2c4b70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b115645c0f1/
作成日時:2018年1月12日 16時