私のオッパ達【BTS】-8- 完

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ジョングギオッパの怪我により私は毎晩考えた。




















『私ね、辞めようと思う』





HS「え」











驚いた顔をしたオッパの視線が体に突き刺さる。










HS「辞める…て？」
















『アイドル活動』




















そう伝えると、オッパは悲しい顔をした。
















HS「もう、決めたこと？」









『…』

















躊躇ってしまうのは、まだステージに立ちたいからでもある。










HS「すぐ決めなくても良いんじゃない？
まだゆっくりと…──」




『ダメなの』




HS「なんで？」






















私のせいで、もしもまたオッパ達の誰かが怪我を…入院することになったら。














HS「両方の仕業は1人の仕業だって分かったんだ」

















潮風が頬を撫でると同時に、視界はホソクオッパの胸だけになった。














HS「お願いだから離れないで」









何処と無く震えているオッパの声。













『大丈夫。今すぐじゃないから』












もう少し私には時間が必要なんだ。




結果がどうなっても、私には今考える時間が。
















大切な家族の命を守るためにも、


私は側にいてはいけないんだ。









私は「Victoria」じゃない。













勝利の女神でも無ければ、










幸福の女神でも無い。
























私は、





























家族を苦しめる疫病神だ。





































私の居場所はここでは無いんだ。


























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