盗賊トリッパーが米花町で好き勝手！？

20.＿＿「もう無理」なんて悪い子だね♪ ページ20

コナンsid





数日、行方不明だったAが家の前に倒れていた

Aは血塗れで倒れて、触った時には冷たくてもう死んでるんじゃないかと思った。だけど、手当てをすれば異様なほどに治りが速かった

治らないと思ったんだ

なにせ、

Aの体は銃弾の痕が沢山あったから



コナン「何かの事件に巻き込まれたのか、それとも狙われてやられたのか、」

阿笠「どちらにしても犯罪じゃな」

コナン「あぁ、黒ずくめの男の可能性はある。Aが起きたら聞くか」



でも、何日待ってもAは起きない。

もう、何週間も経っているのに。

もしかして、死んだ？あのAが？俺より優れた探偵の？俺を何度も助けてくれたAが？嘘だ。なんでだよ‥‥



コナン「オレの神様(憧れ)が死ぬはずない‥」



神様は死なない。だから、起きるよな？


.



.




Aが眠って、1ヶ月が経とうとしていた。オレが帰って来ると、Aが薄ら目を開けて声を発した

やっぱり！オレの神様は死なない！

オレは駆け寄った



コナン「A！？起きたのか！？おい、オレが誰かわかるか！？」

「ぁ‥‥？あー‥‥‥まぁ‥‥？」



虚な目で「さぁ」「うん」「まぁ」「あれ？」と1人でブツブツ言うAにオレは絶望感を覚えた

Aがオレの事を忘れた？そんなはずない！Aが忘れるなんてこと、ありえない！！



コナン「わかってねーじゃねぇか！しっかりしろ！」



オレは動揺を隠しきれず、Aの肩を掴んで激しく前後に揺すった

Aが何か言ってるけど気にしない

すると、Aの震えた怒鳴り声と共に、頭をポンと叩かれた



コナン「っ、力、が‥‥‥」



コイツは俺にゲンコツをくらわすとき、絶対に容赦なんてしない。でも、今のゲンコツはすごく弱かった

まさか、力が入らないんじゃ‥‥



「る、せぇよ‥‥傷、開く、だろーが‥‥てめぇ、が、揺さぶるせい、で聞こえなかった、んだよ。コナン」

コナン「お前、体動かねーんじゃねぇだろうな」

「は、？今、お前の、頭、全力で、殴、った、ぞ」



は‥‥‥？全力で殴った‥‥？

嘘だろ、体が全く動いてないどうして。俺は思わずAに怒鳴ってしまった



コナン「力が異様に弱かったんだよ！」



Aの表情が、少し驚きに変わった気がした。



「コナン、あと1日くれ。すぐ治る」



Aは不思議な力がある。信じてみよう



コナン「わかった、絶対だからな！！」





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