盗賊トリッパーが米花町で好き勝手！？

17.＿＿僕はヴァンパイア♪ ページ17

主人公sid




ゆっくり、重たい瞼を開ける

ここはどこだ？多分、阿笠博士の家だろう。私は周りをゆっくりと見渡した

やっぱり、阿笠博士の家だ



「ぁ"ー‥‥の"どぃ"だい‥‥」



誰もいない、もしかして外出中だろうか。私はまだ襲ってくる眠気に身をまかせようとした、その時

ある人の声が聞こえた



コナン「お兄ちゃんがね、まだね、起きないの」

阿笠「また見てもらえますかの」

？「はい」



誰だろ、ここらの人じゃない、てか知らないヤツの声だ。しゃがれて低い声、多分おじいちゃん。見るってことは診察とか、多分お医者サマ

つまり今、私はお医者サマに見てもらっているということかな



医者「このまま昏睡状態が続いてしまえば、彼の命が危ないです。起きてくれる事を祈りましょう」

コナン「そう、なんだ。」

「(まっっじか。何日寝てんだよ。寝不足にも程があんだろ)」



まぁまだ眠たいし、私は後1日後に起きようかな

私は眠気を優先して、また、深い深い、眠りに落ちた





「っっ、ケホッ、ぁ"ー‥‥」

コナン「A！？起きたのか！？おい、オレが誰かわかるか！？」

「ぁ‥‥？‥あー‥‥まぁ‥‥？」

コナン「わかってねーじゃねぇか！しっかりしろ！」



私が怪我人だという事にも関わらず、この名探偵クソチビは私の体を前後前後に激しく揺さぶる

傷が開きそうで怖いからやめてほしい。お前が揺さぶるせいで頭でテメーの声聞こえねぇんだよ

私はあまり動かない腕を持ち上げて、力の限り名探偵クソチビ(コナン)の頭にゲンコツをくらわした



コナン「っ、力、が‥‥‥」

「る、せぇよ‥‥傷、開く、だろーが‥‥てめぇ、が、揺さぶるせい、で聞こえなかった、んだよ。コナン」

コナン「お前、体動かねーんじゃねぇだろうな」

「は、？今、お前の、頭、全力で、殴、った、ぞ」

コナン「力が異様に弱かったんだよ！」



うっわ、私そんなにヤバかった？

確かに腕が動かないけど、念で治せば直ぐ元通りに動くから、なんとも思わなかった

今ここで念を使えば気味悪がられる、みんなが寝た後に1人で治すか



「コナン、あと1日くれ。すぐ治る」

コナン「っでも」

「頼む、お願いだ」

コナン「わかった。絶対だからな！！」

「すまない」



この後に及んで何時間寝てんだよ、また私は眠りについた



コナン「このまま、起きなかったら殴るからな」



その呟きも、私の耳に届かなかった

また、あの夢が襲ってくる



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