King and Princess２

どっちが先...？ ページ15

『まぁ、こんな感じ？』


こう「Aさん、もう絶対にその頃から伊沢さんのこと好きでしたよね！」


『今思うとそうかもね。』



あの頃は、私は拓司のことをライバルとしか思っていなかったけど…



山本「いつから自覚し始めたんですか!?」


『高３ぐらいじゃないかな。』


山本「その話も気になる！」


『その話はまた今度ね。』


山本「えー！」


こう「え、結局Aさんと伊沢さんってどっちが最初に好きだったんですかね？自覚とかはまた別として…」


『絶対に私でしょ。』


こう「えー？そうですかね。その感じだと伊沢さんも…」



拓司にそんな話聞いたこと無かったけど…


まぁ、私だろうな。


だって顔とかじゃないけど、ある意味一目惚れでしょ？



伊沢「多分一緒。」


『拓司!?』


こう「伊沢さん!?」


『収録は？』


伊沢「はやく終わったから、まだAいるかなって思ってた寄った。」


『ふーん。』


山本「で、一緒っていうのは？」


伊沢「俺もAにはすぐ気付いたからね。まぁ、あの頃はまさか付き合うなんて思ってもいなかったけど。」


『私も。』


伊沢「でも今はこうやって付き合えて良かったと思ってるよ。」


『私はちょっと誤算だったかも…』


山本「え？」


『まさかあの拓司がこんなにモテるなんて…』


伊沢「まぁ、Aは最初からモテるだろうと思ってたから俺は誤算ではなかった。」


こう「本当にお似合いの2人w」


『そう？』


こう「はいw」



誤算は後もう1つ。


絶対に言わないけど、こんなにカッコよくなるなんて思わなかった。

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