サヨナラヒロイン (ページ15)

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白がええと思う【1】ページ15

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レッスン終わり、私は丈くんとはっすんと居酒屋に来ていた。

現在の話題はメンバーカラーの話。

というのも今日、謙杜から提案があったのだ。

大橋「メンバーカラー交換の衣装楽しみやな！」

「うん…」

藤原「俺何色にしようかな」

正直、私は乗り気ではなかった。

もちろん、わくわくする企画だしほかのメンバーのカラーを身につけられるのは楽しみだった。

でもそれ以上に、自分のメンバーカラーが大好きなんだ。

大橋「昼から思っとったけど、やっぱりAちゃんは嫌なん？」

ずっと気にかけてくれてたはっすん。

眉を八の字にして、心配そうにしている。

安心してというように、首を振った。

「嫌じゃないよ。楽しみだけど、…」

大橋「けど？」

「白のメンバーカラーは、私にとっては大切な色だから」

藤原「大吾に決めてもらったからか？」

「ちょっ…そうだけど。それだけじゃないし。…てか他の人には言わないでよ」

藤原「わりぃわりぃ」

丈くんをかるく睨みつけた。

藤原「まあ、白でよかったとちゃう？ Aに合ってる気がする」

「うん、そう思う。白のペンライトがあると、嬉しい」

大吾くんが言ってくれたメンバーカラー。

今でもメンバーカラーが使われた衣装があったりすると、すぐにお気に入りになるし、プライベートでも白い服を多く着るようになった。

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