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トイレから出て小さな冷蔵庫を開く。
暗い室内がその小さな冷蔵庫から溢れる光にぼんやりと照らされた。
その光を頼りに冷蔵庫の上に置いてある時計を見て、今が夜中の3時だという事を知って1つ溜息をこぼした。


喉を潤していく冷たい水にほっとしながら、いつもの椅子に座る。

テーブルの上にいつも常備されている鎮痛剤を手に取り、それを歯で砕きまた冷たい水を流し込んだ。



シクシクと痛むお腹を温めるようにさすりながら、これに似た痛みを思い出す。




私はあの時



1人の命をこの世から消し去った。



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作者名:ミーコ | 作成日時:2017年9月30日 14時

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