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『えっと、うーんと、ストイックなとことか?』
「あー。」
…当たり前過ぎ?
それを言うならウチでいうと佐久間だって目黒だって舘さんだって大概ストイックだ。
上昇志向で常に前を向く人。顎りを嫌いとして決して油断しない。
いや、これはSnowMan全員当てはまるな。
『あー…あとは話が面白いところとか。照の鋭いツッコミまぁまぁ好きだし。」
「たしかに照面白いよね。俺のボケも絶対拾ってくれるし。」
これには納得したのか、佐久間も首を縦に振る。が、まだそれでは足りないらしく。
「他には?」
『えーーー…あ、えっと、
怒る時はちゃんと何が悪かったのか、どうすればいいのかを誠実に教えてくれるところかな。
頭ごなしに怒るんじゃなくて本人は冷静で。そこもまぁ怖い要素ではあるんだけど…。』
褒めてるんだかなんなんだかわからなくなったが、佐久間には通じたようで。
「わかる。」
『…佐久間の恋人も、怒ると怖いって言うか面倒臭そうだもんな。』
佐久間と同じように俺もダテな付き合いはしていない。
いつも穏やかでのほほんとしてるから怒ったとこなんてしばらく見てないけど、なんとなく想像はつく。
「すごいから。キレたら手に負えないの。」
まあ恋人の好きな所を訊ねられてカラダと答える相手なら、なくはないのかもしれない。
『でもふっかは照に怒らないでしょ?初めて会ったときからずっと。』
突然矛先を向けられ驚いてしまう。いやだからなんで照。
『それは、まぁそうなんだけど。』
照との初対面はむず痒くてあまりにも酸っぱい思い出だ。
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作者名:雪 . | 作成日時:2022年5月5日 1時