【リレー小説】希望と絶望、人類の【第1頁】

22.緊張【エマ・ホワイト/時計】 ページ22

王の話が終わり、皆がざわざわと喋りだす。どうやら、王の話によると明日から文化祭の準備をするらしい。
明日から,,,？早すぎない,,,？とエマは思ったが、王の決めたことだ、仕方ない。そう自分に言い聞かせ、エマはヴァルと一緒に寮に向かった。





☆★☆





(ここが私の部屋,,,)


部屋に入り、エマはベットにダイブした。そして、しばらくボーッとしていると、突然リリィの声が聞こえた。



｢あのー！女子の皆！共有スペースで女子会,,,始めよー！男子もちゃんと、男子会するんだよ！｣



すると、周りの女子がぞろぞろと共有スペースに向かっていく。,,,,,,マジかぁ。そう思いながら、エマは共有スペースに向かった。




共有スペースにはほとんどの女子が居た。そして、その中のヴァルも居た。ヴァルがエマに気づき、エマに駆け寄った。




｢お姉ちゃん！今から女子会するって！｣




ヴァルが嬉しそうな様子で言った。しかし、喋るのが苦手なエマにとって、女子会は地獄でしかない。





(ところで,,,女子会って何するんだろう？,,,と、とりあえず、自己紹介したほうがいいのかな？)





そう思い、エマは勇気を振り絞ってこう言った。




｢,,,は、初めまして。エマ・ホワイトです。これから、よろしくお願いします。｣




すると、皆の視線がエマに向いた。




(ど、どうしよう,,,私、変なこと言っちゃったかな,,,？)

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