ヤクザ、他の組に出向く ページ8
もう週末になっており、虎楼と会う日になっていた
今は虎楼の元へ行くため車に乗っている
街の様子を見ながら俺の街と虎楼の街に移り変わる景色を見ていた
組によって街の様子は変わってくる
俺の街は京都みたいに和風だが、洋風も混じっている
虎楼の街は洋風で活気が溢れている
直海組の街は近未来風だし
明間組の街はゲームの世界みたいに武器で溢れている
各々の守る街は個性がある
それが大阪のいいところかもしれない
車が止まり、見慣れた建物が見える
俺が車を降りると同時に門が開く
それに躊躇せず、部下達に戻る時間を言い、一人で門を潜り入っていく
庭は色とりどりの花花が植えられていて豪快に咲いていた
扉に着くとあっちから開く
虎「待ってたで！！」
「久しぶりやな」
そう少しだけ会話をして客室へと案内される
客室は目がチカチカするくらい金の糸や鉄などが使われていた
ソファーに座るとふかふかと俺の体を支える
虎「紅茶やけど、お茶の方がよかったか？」
「いや紅茶でいい」
紅茶を少し啜る、ハーブの匂いが口いっぱいに広がる
一息付き、本題に入る
「で？用件は？しょうもなかったらすぐ帰るからな」
虎「それはないから！じゃあ良い方と悪い方どっちがええ？」
「ふむ、悪い方から」
虎「悪い方はなぁ、あいつが直海組の頭に就いた」
「ほう、あいつが........！」
あいつと、昔から何かと俺に突っかかってくる奴だ
虎「何をやっても日向には勝てへんのに、懲りひんなぁ」
虎楼は染々と言う
虎「良い方は、直海組の街でホムンクルスが完成したんやって」
「ホムンクルス......？それは悪い方ちゃうんか？」
虎「そうやけど、使いようによっては役に立つやろ？ホムンクルスを俺らが捕ればええ」
「へぇ」
虎「しかもそれを来週の守護会議でそれを協議にかければ堕ちるで？」
「別に、そんなことに興味はない」
虎「ちぇ」
虎楼は時々直海組を自分のものにしようとする
恨みでもあるんか、それともただ欲しいのか
そんなんは分からんけど、それがあかんことは分かる
俺がコントロールしないと、守護神は壊れる
「それだけなら帰るで、子供達が待っとるし」
虎「子供？日向におったか？」
「拾ったんだ」
虎「へぇ、あの日向がな」
「何がだ」
虎「『殺しの鬼、冷徹の日向』さんがねぇ」
「その異名は昔の事や、忘れろ」
虎「ふーん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 703人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
心持ち - ずっと待ってます!! (2020年8月14日 2時) (
レス) id: 6c4e6d0421 (このIDを非表示/違反報告)
心持ち - 更新待ってます!ゆっくりでいいので必ず、絶対更新してください!（上から目線ですいません土下座）そしてこの作品とても好きです!話に行き詰まらなくなったら頑張って下さい (2020年8月14日 2時) (レス) id: 6c4e6d0421 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - カランコエさん» 話に息詰まって更新は今のところはしていませんが、必ず！また更新しますので暫しお待ちください！この小説を見てくださりありがとうございます！！(*^^*) (2020年4月22日 15時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
カランコエ(プロフ) - まだ、この小説を書いていますか？書いているのなら、更新等大変だと思いますけど頑張ってくださいね！面白い話をありがとうございます。 (2020年4月22日 15時) (レス) id: 6a8b756810 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - ルンバさん» いえいえ！此方こそコメントありがとうございます！(о´∀`о)凄く嬉しいです！ (2019年9月9日 20時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：一縷
| 作成日時：2019年6月5日 6時
