ヤクザのお頭は子供を育てるようで

ヤクザ、パーティーに参加する ページ21

金持ちが集まるパーティーに来ていた


物見家が招待してくれたパーティーだ


勿論子供達も連れてきている


物見家のパーティーは料理だけは3つ星のシェフを呼んでいるからな


俺も呼ぼうと思ったら呼べるけどな！


まぁ、子供達に沢山食べてええよとは言っている


子供達は嬉しそうにしていた


パーティー会場に着く


「貴方が紫羽日向様でしょうか？」


迎えの人だろうか


「あぁ」


em「ご紹介遅れました、エーミールと申します。本日はパーティーに参加ありがとうございます」


物見の執事だろう、容姿が整っており目は白かった


em「すみません、この目、気持ち悪いでしょう？」


エーミールは悲しそうに言う


「いや、綺麗だ。その目は何かを見るたびにその物の色に染まる、白い宝石が色ずくみたいに」


褒められたのが嬉しかったのか、目を見開いたあとはにかんだ


em「あり、がとうございます」


エーミールは照れくさそうに笑う


em「では広間までご案内しますね」


此方です、と言って案内してくれる


中は無駄に広く無駄に金や宝石がそこらじゅうに散らばったように飾ってあった


「やぁやぁ！これはこれは！日向さんじゃないですか！！」


手をごねながら近づいてくるのは物見藤一郎


この家の主だ


「ご招待、感謝する」


物「いやいやいや！当然ですよ！紫羽組があるからこそこの街は平和なのですから！」


気持ち悪いほどの笑顔で言ってくる


物「それにしても、噂が本当だったとは」


「噂？」


物「貴方が子供を引き取ったと聞きまして、子供達も楽しんでくださいね」


子供にも気持ち悪い笑顔を向ける


それに引いたのか、子供達が俺の後ろに隠れる


物「エーミール！！この約たたずめ！何をボケッとしておる！客にお茶を淹れないか！！」


em「っ、申し訳なさございません」


エーミールが頬を殴られる


「そこまでにしとき、此処はパーティーや、他の奴等に見られんで？」


そう言うと物見は引き下がる


「さぁ、ご飯食べてええで！トントン、ショッピ、この子達を任せたで？」


そう言うとトントンとショッピは頷く


他は嬉しそうに走っていった


物「さぁ！私達は向こうで話しましょう！！」


そんな予定は無かったのだが、無理矢理部屋に押し込まれる


物見は少し用事があったのか、俺を置いて部屋から出ていく

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