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20△×年.六月.苺宮南高校2年C組_



彼女たちは今HR前。


物語は動き出す_






ーーーー

のん side





「おはよー」「おはようございます‼︎」



“おはよう”という挨拶が飛び交う朝の教室。

今はHR前だ。そして、今日は金曜日

みんな次の日が休みだと自然と嬉しそうな口調になる。私もだが。





?「のーんっ!」

この声は..



『凛!おはよー!』

凛「おはよー」


凛は私の一番の友達だ。




凛「ねね、聞いて!!」

『どうしたー?』


多分いいことなんだろうな、と思う。

なぜならとても元気だからだ。

凛がびっくりマークつくような話し方をする時はいいことがあった時だ。

凛は普段は冷淡な性格をしている。

そんな凛がこんなにテンション高いということは....




『いいことでしょ?』

凛「なんでわかるのー!」

『私たちの仲じゃん』

凛「確かに!」




反応がとにかく可愛い

私ならそんな凛が大好きだ





凛「あのね、お母さん再婚するんだって!」

『ゑ?』

凛「びっくりだよね。それと、お兄ちゃん?もできるんだって」

『ほへ?』




“再婚”...?“お兄ちゃん”...?

凛に...?


え、


『良かったじゃん!』

凛「ありがとー!」

『お兄ちゃんかぁ...いいなぁ羨ましいわ』

凛「のんにもできるといいね。」

『だねー』





今、「??」って思ったでしょ

実は私にもお父さんがいない。

なんでいないのかは教えてくれない

大人の問題らしい。





やっぱり私も欲しいなぁ。

家族

お母さんと2人なのはちょっぴり寂しいし





ま、そんなことは置いといて。



『お兄ちゃんってどんな人なの?』

凛「うーん...わかんないけど、イケメンらしい」

『えぇー!!めっちゃいいなぁ...また紹介して!!笑笑』

凛「ええで」

『急な関西弁ww』

凛「笑笑」






〜♪〜♪




『わ。チャイムなっちゃった!』

凛「またあとでー!」

『うん!』













お兄ちゃん、ね。


私にも欲しいなぁ










なんて呑気に考えていた私が馬鹿だった。

これから先、悲劇が待っていた。

“今以上”に。







この出来事のせいで。








私は後悔することになる___






ーーーー
追記)少し修正いたしました。

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作者名:ぽんきち丸ドリーム号 | 作者ホームページ:無し  
作成日時:2023年12月5日 22時

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