ポンコツ補佐 ページ34
「11才児にそんなこと気にされる筋合いはないんですが」
「お節介焼いちゃう…だって女の子なんだもん」
「アタック…古いな…」
補佐知ってたのね。驚き轟焦凍くんだわ。(違う)
そのまま何分経ったか分からないけど、見慣れた…は、ちょっと違うか。見覚えのある和風な門と、でっかい建物が見えてきた。バブルガールの言っていた通り、塀が高くて窓が少ない。いいなぁ。
「でっけー門だべなぁ。さすが都会」
「んな田舎モンみたいな反応しないでくださいよ。君の暮らしてる所もそこそこ都会でしょうに」
そんな話をしながら、車は門の前に停まった。下っ端の組員だろう人にドアを開けてもらい、改めて見た建物の大きさに、開いた口が塞がらない。
「すげぇ…」
「ほら、ちゃんと着いてきてください」
さらりと、女慣れしているかのように私の手を取る補佐。危ねぇ、惚れそうになった。
後ろに下っ端さんが着いてくるのを感じながら、どこもかしこも綺麗な邸内を歩いていく。地下の隠し通路への扉も原作通りでやばい興奮するあかん死にそう。
「ねぇねぇお兄さん。お名前なんて言うの?教えてくれないだろうけど」
「クロノスタシスです。もちろん偽名ですが」
「あっ教えてくれるのね。じゃあクロノさんって呼んでいいかな?クロノスタシスさんって言うの長いし」
「では私もAと呼びやしょうか」
「イケメンに名前呼ばれるとかやべぇな…」
「Aも美少女ですよ」
「あ待ってそれは反則」
今度はちゃんと目が笑ってる笑顔で言われた。尊い。顔がいい。イケメン滅べ。バルス。いややっぱ滅ばないで私の癒しが無くなる。
てな感じでふざけながら地下通路を通っていく。グネグネというかガタガタというか。本当に迷路みたいだ。
「ちかれた…」
まぁそんな迷路をグルグルしていると、小学生の僅かな体力では目的地に辿りつけないのは目に見えているわけで。
私は案の定座り込んでしまった。
「抱っこ…」
「流石に小5は抱っこできやせん腰が逝く」
「ならおんぶ!あとクロノさん案外おじいちゃんなのね!」
「チコワスゾッラ(訳:ぶち壊すぞオラァ)」
「やめて私に乱暴するk」
「それ聞き飽きやした」
いや聞き飽きるも何も1回しか聞いてないでしょうが。
半目で睨んでくるクロノさん。しかし私がいくら転生特典で体力があるとは言え、疲れて動けないのには変わりない。何とか頼み込んで、クロノさんにおぶってもらった。
「いい匂い…」
「エ ロガキ…」
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雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
