三、皆の兄弟 ページ5
白「さて、次はこっちの刀だ」
山姥「・・・主、この刀は見たことがある」
『同じ国広か?』
山姥「あぁ」
また同じように刀に触れてみると、やはり光り出した
?「すみませーん。こっちに兼さん・・・和泉守兼定は来てませんか?
あっ、僕は堀川国広です。よろしく」
『よ、よろしく・・・?』
白「悪い、お前の言うカネサンという奴はまだいないよ」
おおう、以外に元気な好青年だった。
切国の兄弟って聞いたから、その類いだったらどうしようかと・・・
堀川「なんだ、そっかあぁ・・・
あ!兄弟、ここにいたんだ!!」
山姥「ああ・・・今はこいつが主だ」
堀川「よかった、またぐれちゃってたらどうしようかと心配してたんだ」
白「お前、開口一番誰の名前言ってたか憶えてる?」
愛の差・・・というやつか。←
というか、ぐれる・・・?ああ、写しって言うあれか
あ、もしかして
『小夜、お前もか?』
小夜「うん、兄さんが二人・・・」
白「あれだろ、たしか・・・宗三左文字」
小夜「!・・・兄さんのこと、知ってるの?」
『秀吉様にも見せてもらったことがあるからな』
自分の知ってる刀が人になるのは・・・少し不思議な感覚だな
白「私にも正宗っていう名がついた刀の兄弟は死ぬほど多いから、覚え切れていないなぁ・・・」
堀川「僕達にも、山伏国広という兄弟がもう一人いますよ!」
『ほう、それは揃えてやらないとな』
白「ちなみに(人1)、左文字の一番上の兄は珍しくて中々
目にかかれないらしい」
『うっ・・・努力する』
堀川「良い主さんでよかったね、兄弟!」
山姥「・・・あぁ」
堀川「(兼さんも見つけてくれるといいな!)」←
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作者名:佐吉 | 作成日時:2015年8月13日 22時