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『何がいい子だっ……何が慣れだっ!?慣れるわけねぇだろ!!てめぇみたいな底辺のアイドルでもなぁっ、好きになって信じて金使ってっ!てめぇから夢を買ってんだよっ!!夢も売れねぇ奴がっ、アイドルなんて名乗ってんじゃねーよ!!』


ジフ「ハッ!そんなこと知るかよ。俺がいつ金使えって頼んだ?勝手に好きになって勝手に金使って、勝手に裏切られた気になってるだけだろ。」


『っ、……本気で、そう思ってんのか?』


ジフ「思ってるよ?」


『てめぇなんかっ……てめぇみたいな屑なんか!アイドルなんて認めない!!』


ジフ「なに熱くなってんだよ。お前に認めてもらう必要なんてねぇんだよ。それで?どうすんの?このプリクラを公開するか、俺との関係を公開するか、どっち?」


『っ、………付き合ったら…そのプリクラは公開しないって、約束してくれるの…?』


ジフ「おう。俺こう見えて、約束は守る男だよ?」


『…………わかった。』


ジフ「ん?何がわかった?」


『っ、………付き合う、お前と。お前の彼女に……なる。』


ジフ「付き合うって意味わかってる?肩書きだけじゃなくて、男と女の関係になるだぞ?この俺と。それ、どういう事かわかってる?」


『…………わかってる。』


ジフ「よっし!契約成立!」


『プリクラ、寄越せ。』


ジフ「見たくないんじゃないの?」


『見ない、燃やす。ライター貸して。どうせ吸ってんだろ。』


ジフ「狼君達は吸わねーの?」


『禁止に決まってる。あと、お前の携帯も貸せ。』


ジフ「は?なんで。」


『どうせ携帯にもデータ残してんだろ。根絶やしにするから貸せ。』


ジフ「そんなの残してないって〜。俺はお前さえ手に入ればそれで良かったんだ。こんなプリクラなんかには興味ねぇよ。でもまぁ、約束だからな。気が済むまで見ていいよ?ハイ、ロックも解除してやる。」


『ん。』


"ポチ、ポチ、ポチ、チャポンッ"


ジフ「えっっ!?ちょっ、お前っ!!水っ、えーーー!?ちょっと、えーー!!それ防水じゃないんだけど!?」


『女の連絡先がいっぱい入っててイラッとした。私、嫉妬激しいタイプだから覚えといて。』


ジフ「っ、………ブッ、…ブハッ!お前っ、ほんとにっ、…ハハハハハッ!」


『無意味に笑う奴も嫌い。』


ジフ「アハハハハッ!最っ高だよお前!今までにない最高の暇つぶしだ!!」


『あっそ。』


ジフ「でも奇遇だな、俺も嫉妬は激しいタイプなんだ。」


『へー』

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作者名:ATMs | 作成日時:2019年11月6日 23時

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