【二番街の魔法使い】ただしいにんげんの歩き方【CS集】 (ページ8)

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【性格】
　人懐っこく、底無しに明るい問題児。
　いつも屈託の無い笑顔を浮かべており、どんな人とでもまずは仲良くなろうとする。人との距離が近く、誰彼構わず抱きついたり抱っこしたりする。また、良くも悪くもあらゆる人を友達のように思っており、先生や先輩にも敬称を付けなかったり、敬語を使わなかったりする事が多々ある。
　友達思いで、友達に笑って貰ったり褒めてもらうのが大好き。その分寂しがり屋でもあり、ほっとかれたり拒絶されたりすると落ち込む。なお、どんなに相手に嫌われていてもついて回ることがある。恐らくその人への興味が尽きるまで続く。
　慈悲深く、弱く可愛らしいものに優しい。動物など、彼がいじらしく思うものをいじめたりされていると気に入らないし、彼自身もそのような可愛らしいものに残虐な事は出来ない。
　また喧嘩っぱやく、何よりも先にまず手が出る。よく他寮と喧嘩する。無意識に人を煽る。

　実はサイコパスで、共感能力が著しく欠けている。つまり、人の気持ちが分からない。どんな残虐な場面に出会っても、人間に対して哀れみやショックを受けないのである。その為人に何をするにも何とも思わず、人に対しては残虐な行為も厭わない。よく人に対する加減を忘れる。道徳観に欠け「何故人を殺してはいけないのか」「何故人を傷つけてはいけないのか」などの道徳的な規則に対し、真に理解していない。「いけない事だからやらないようにしている」だけ。いざやろうと思えば、何とも思わずやれてしまう。ちなみに、人を傷つけて楽しいという感覚は無い。
　いくつかの感情が欠落しており、喜怒哀楽のうち、「怒」と「哀」が無い。何をされても怒る事がないし、何をされても悲しいと思わない。怒りや悲しみに突き動かされたことも無ければ、涙を流したこともない。怒りが無いのに喧嘩っぱやいのは、怒りから喧嘩をするのではなく、自分に喧嘩をふっかける相手を排除しようという合理的な思考から。

　自分の異常性を隠そうとしている。本人が自分の異常性を自覚している為である。友達思いなのは本当であるし、人を好きと感じる気持ちも本当。だからこそ、自分の異常性を知られたくない。
　また、人の気持ちを分かろうとする努力も見られる。共感できない為に、人の感情の変動を学び、「こうされたらこんな気持ちになるのだ」と分かろうとしている。しかし、未だ彼は他人の心が何たるものかを理解するには至っていない。

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